昭和年代、蓮華草は春、どこの田舎に行っても田圃で満開に咲き誇っていました。これはマメ科の蓮華草そのものが緑肥となり、病害虫を防いで、稲作に貢献したことがひとつ。また、家畜が好んで食べたため飼育飼料ともなって、小規模農家の農作のカナメでもあったのですが、化学肥料、除草剤、トラクターなどの機械化、大規模化に伴い、各地から蓮華草の絨毯は殆ど消えました。作詞作曲の安東久の出自はよくわかりません。
昭和47年
れんげ草に蜜蜂 Photo taken by T. Hosomichi

     JASRAC Code No.094−6330−5


     れんげ草

     
   作詞:安東 久

   作曲:安東 久
   歌唱:ビリー・バンバン
   制作:滝野細道

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    山のふもとの 小さな村に
    咲いたかわいい れんげ草よ
    おぼえているかい あの娘のことを
    えくぼが可愛い 娘だったね
    黒いひとみで ほほえんで
    れんげ草を 僕にくれたっけ
    あの日は霧が かかっていたね
    おぼえているかい れんげ草

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    おぼえているかい あの日のことを
    おぼえているかい れんげ草よ
    あの娘のおとした 涙のことを
    えくぼに真珠が おちてたね
    あの娘の肩に 手をおいて
    うつむいたまま 僕にくれたっけ
    あの日も霧が かかっていたね
    おぼえているかい れんげ草
 

    お家に帰ろう   *08/5/10