侍ニッポン

昭和６年（１９３１年）　　　　　　　　　　JASRAC No.０３６－０１６４－１
侍ニッポン
作詞：西条八十(C) 作曲：松平信博(PD) 歌唱：徳山璉 MIDI制作：滝野細道
(一) 人を切るのが　侍ならば恋の未練が　なぜ切れぬ伸びた月代　寂しく撫でて新納鶴千代　苦笑い	(三) 流れ流れて　大利根越えて水戸は二の丸　三の丸俺も生きたや　人間らしく梅の花咲く　春じゃもの
(二) 昨日勤皇　明日は佐幕その日その日の　出来心どうせおいらは　裏切り者よ野暮な大小　落とし差し	(四) 命取ろうか　女を取ろか死ぬも生きるも　五分と五分泣いて笑って　鯉口切れば江戸の桜田　雪が降る
*2008/MAY/05 Silhouette from FLOP DESIGN
「侍ニッポン」の侍、新納鶴千代（にいろ　つるちよ）を歌い手の徳山璉が間違って＜しんのう　つるちよ＞と歌ってしまい、それが定着して楽譜面でも＜しんのうつるちよ＞となってしまいました。作詞の西条先生がどういったかは定かではありません。細道は＜にいの＞だと思っていました。新納鶴千代は幕末の大老井伊直弼のご落胤とされ、愛人の菊姫が直弼の側女になるのを知って菊姫を斬って出奔。「勤皇も佐幕もありゃあしねえ」と市井にあって、ニヒルで自堕落な生活を送り、ついに水戸の浪士隊に入るが、安政の大獄の後、父直弼を暗殺する計画があるのを知って、初めて親子の情愛をもって雪の桜田門外に駆け付けたが・・・というのが物語りの顛末です。

昭和６年（１９３１年）　　　　　　　　　　JASRAC No.０３６－０１６４－１
侍ニッポン
作詞：西条八十(C) 作曲：松平信博(PD) 歌唱：徳山璉 MIDI制作：滝野細道
(一) 人を切るのが　侍ならば恋の未練が　なぜ切れぬ伸びた月代　寂しく撫でて新納鶴千代　苦笑い	(三) 流れ流れて　大利根越えて水戸は二の丸　三の丸俺も生きたや　人間らしく梅の花咲く　春じゃもの
(二) 昨日勤皇　明日は佐幕その日その日の　出来心どうせおいらは　裏切り者よ野暮な大小　落とし差し	(四) 命取ろうか　女を取ろか死ぬも生きるも　五分と五分泣いて笑って　鯉口切れば江戸の桜田　雪が降る
*2008/MAY/05 Silhouette from FLOP DESIGN
「侍ニッポン」の侍、新納鶴千代（にいろ　つるちよ）を歌い手の徳山璉が間違って＜しんのう　つるちよ＞と歌ってしまい、それが定着して楽譜面でも＜しんのうつるちよ＞となってしまいました。作詞の西条先生がどういったかは定かではありません。細道は＜にいの＞だと思っていました。新納鶴千代は幕末の大老井伊直弼のご落胤とされ、愛人の菊姫が直弼の側女になるのを知って菊姫を斬って出奔。「勤皇も佐幕もありゃあしねえ」と市井にあって、ニヒルで自堕落な生活を送り、ついに水戸の浪士隊に入るが、安政の大獄の後、父直弼を暗殺する計画があるのを知って、初めて親子の情愛をもって雪の桜田門外に駆け付けたが・・・というのが物語りの顛末です。