昭和47年
大阪万博の少し後でしたか、菅原洋一や倍賞千恵子などが歌っていた「あざみの歌」に酷似した曲が流れました。この「赤色エレジー」でした。当時は「あっ、そう」しかし、全く同じようなメロデイーでありながら、曲調は陰鬱な頽廃的なムードを醸していて、あざみの歌に感じていた透明な叙情性は感じられません。よく聞いてみると、最初のフレーズが非常にフラットになっていて、やるせないメロディーが吶々として呟くように上がって行くことによるもののようでした。最初は<詞/曲:あがた森魚>となっていましたが、そのうち<作詞:あがた森魚、作曲:八洲秀章>となりました。創作「盗作騒動」

     JASRAC Code No.044−1415−2

     赤色エレジー     


   作詞:あがた森魚
   作曲:八洲秀章
   歌唱:あがた森魚
   制作:滝野細道


     愛は愛とて 何になる
    
男一郎 まこととて
   幸子の幸は どこにある
   男一郎 ままよとて
   昭和余年は 春も宵
   桜吹雪けば 情も舞う
      
(間奏)
   
   さみしかったわ どうしたの
   お母さまの 夢みたね
   おふとんもひとつ ほしいよね
   いえいえこうして いられたら
      
(間奏)

   あなたの口から さよならは
   言えないことと 思ってた
   裸電球 舞踏会
   踊りし日々は 走馬灯

      
(間奏)
   幸子の幸は どこにある

   愛は愛とて 何になる
   男一郎 まこととて
   幸子の幸は どこにある
   男一郎 ままよとて
     *    *
   幸子と一郎の 物語
     *    *
   お涙ちょうだい ありがとう

  

    To Home *08/5/5