作詞・作曲:小椋 佳 歌唱:布施 明 MIDI制作:滝野細道
真綿色したシクラメンほど 清(すが)しいものはない
出逢いの時の君のようです ためらいがちに かけた言葉に
驚いたよにふりむく君に 季節が頬をそめて 過ぎてゆきました
うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない
恋する時の君のようです 木もれ陽あびた 君を抱けば
淋しささえもおきざりにして 愛がいつのまにか 歩き始めました
*
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
(間奏)
うす紫のシクラメンほど 淋しいものはない
後ろ姿の君のようです 暮れ惑う街の別れ道には
シクラメンのかほり空しくゆれて 季節が知らん顔して過ぎてゆきました
*
疲れを知らない子供のように 時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら 僕は何を惜しむだろう
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