昭和55年(1980年) JASRAC No.043-4027-2
Pleiades
スバル
童謡・唱歌  懐メロ  八洲秀章&抒情歌 *2011/JAN/21
「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  Photograph of Pleiades offered by NASA/JAXA
(1)
目を閉じて何も見えず 哀
(かな)しくて目を開ければ
荒野に向かう道より 他
(ほか)に見えるものはなし
ああ 砕
(くだ)け散る 宿命(さだめ)の星たちよ
せめて密
(ひそ)やかに この身を照らせよ
我は行
(い)く 蒼白(あおじろ)き頬のままで
我は行く さらば昴
(スバル)

(2)
呼吸
(いき)をすれば胸の中 凩(こがらし)は吠(な)き続ける
されど我が胸は熱く 夢を追い続けるなり
ああ さんざめく 名もなき星たちよ
せめて鮮
(あざ)やかに その身を終われよ
我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よ
*

(冒頭二行分<ア>の合唱)

アアアア・・・・・・・・・・・・・アアアアア
*
ああ いつの日か 誰かがこの道を
ああ いつの日か 誰かがこの道を
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ

【昴(すばる、スバル)】は古語にもある日本語で、中国語の【昴宿】が伝来したものです。英語では、【Pleiades Star Cluster(プレアデス星団)】と呼称されます。重力の関係で互いに均衡を取り合って散開している恒星の集団のことをいいます。いにしえの人々の間でもこのことは認識されていた、といいますので、余程目が良く、空も澄んでいたのでしょう。今、都会では、夏空の満天ミルクを溶かし込んだような天の川=銀河系そのものの姿、も見られませんので、昴を肉眼で見るのは望むべくもありません。『昴』という文字は日=太陽の下に卯=うさぎと書きます。月と兎とも関連しているのかも・・・
作詞・作曲・歌唱:谷村新司     MIDI制作:滝野細道