大正11年(1922年)
JASRAC No.
 雀のお宿
     作詞:北原白秋
     作曲:草川  信
     制作:滝野細道
     

     (一)
     雀のおやどは 山陰
(やまかげ)
     小薮(こやぶ)がこんもり ほそながれ
     下手に丸木の 橋ひとつ

     (二)
     雀のおやどは もう寒い
     誰か来るかと 出て見れど
     遠くじゃちりぢり 渡り鳥

     (三)
     雀のおやどは わびしいに
     ときたま機織る 梭(おさ)の音
     野山にとんから 響きます

北原白秋の舌切り雀関連の童謡は、この草川信作曲の「雀のお宿」のほか、弘田龍太郎作曲の「雀のお宿」、同じく弘田龍太郎作曲の「とんからこ」、成田為三作曲の「舌切り雀」などがあります。白秋は 歌集や詩集にも舌切り雀を使っており、歌集【雀の卵】、詩集【雀の生活】があります。 
     (四)
     雀のおやどに 日が暮れりや
     ちらちら燈も ともるけど
     夜更けは時雨の 音ばかり
    童謡・唱歌・懐メロ 八洲秀章&抒情歌 昭和戦前の流行歌・新民謡 昭和戦後の歌謡曲・演歌 *2009/JAN/03
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