Peter Ilyich Tschaikowsky
白鳥の湖組曲
  Лебединое озрео
  (Swan Lake Suite)
【4羽の白鳥の踊り】
【情景】

【ワルツ】






MIDI制作:滝野細道

                白鳥の湖組曲

白鳥の湖の「情景」を始めて聞いたとき、こんなに美しい曲が他にあるだろうか、と思ったものでした。ビゼーのアルルの女の「メヌエット」も美しかったしショパンのノクターンも。しかし、「情景」の透明な抒情性、メランコリックなメロディーには到底比肩しうるものではありませんでした。チャイコフスキー(
18401893 Peter Ilyich Tschaikowsky ピヨトール・イリイッチ・チャイコフスキー)の白鳥の湖は4幕で構成され、第一幕はジークフリート王子の誕生日を祝う貴族領民たちの踊りで、王様は王子に良い妃を選ばせようとするが果たせない、第二幕は白鳥の湖の情景で、月の光で魔法を解かれたオデット姫と4羽の白鳥8組が踊り、目撃したジークフリート王子とオデット姫は恋に落ち、永遠の愛を誓う、が第三幕の王子の王妃選びの舞踏会の場でジークフリート王子は、オデット姫そっくりの魔法使いロートバルトの娘オディールに心を奪われてしまった。気が付いた王子は失意のオデット姫に許しを請うため、第4幕で魔法使いに戦いを挑み、倒して姫を取り返す、という物語です。白鳥の湖は、最初踊り手や演出家に恵まれず、1877年の初演を最後にチャイコフスキーの存命中は再演されず、死後2年目にプティバとイワノフによってそ演されやっと好評を得たのでした。それではチャイコフスキーが死ぬまで失意のドン底だったかというとそうではなく、「眠れる森の美女」と「くるみ割り人形」の成功により、ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフなどの国民楽派とは別に西欧楽派として名声を得ていたのでした。 (5’24”)
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   *2006/SEPT/01