歌の町

　勝承夫(かつよしお）明治35年(1902）～昭和56年(1981）は、詩人であり東洋大学とは切っても切れない関係があります。東洋大学に入学する前から詩人として活躍していましたが、在学中すでに＜新詩人＞を、大正12年には東洋大学出身詩人らと＜紀元＞を創刊しています。一旦報知新聞に入社したが退社後東洋大学に帰り、昭和35年と昭和50年に東洋大学理事長に就任しています。童謡もこの「歌の町」「灯台守」を始め沢山ありますが、詩集や校歌の作詞もまた多くをものしています。小村三千三（こむらみちぞう）　明治33年（1900年）～昭和50年(1975年)は、神奈川県出身で、「グッドナイト」など童謡・唱歌の作曲も多いですが、各地の校歌の作曲がYahoo検索でも大変多い。当時は高名な作曲家だったと思われます。

JASRAC No.０１０－００５６－０

　　　　　歌の町　　　　　

　　　　　作詞：勝　承夫
　　　　　作曲：小村三千三
　　　　　制作：滝野細道

　　（一）
　　　よい子が住んでる　よい町は
　　　楽しい楽しい　歌の町
　　　花屋は　ちきちょき　ちょっきんな
　　　かじ屋は　かちかち　かっちんな

　　（二）
　　　よい子が集まる　よいところ
　　　楽しい楽しい　歌の町
　　　雀は　ちゅんちゅん　ちゅんちゅくちゅん
　　　ひ鯉は　ぱくぱく　ぱっくりこ

　　（三）
　　　よい子が元気に　遊んでる
　　　楽しい楽しい　歌の町
　　　荷馬車は　かたかた　かったりこ
　　　　　自転車　ちりりん　ちりりんりん

　　　　（四）
　　　　　よい子のお家が　ならんでる
　　　　　楽しい楽しい　歌の町
　　　　　電気は　ぴかぴか　ぴっかりこ
　　　　　時計は　ちくたく　ぽんぽんぽん

　　　　