メンデルスゾーン
(2)ヴェニスの舟歌
無言歌集第2集第2番嬰ヘ短調
(Venetianisches Gondellied 2-2 F Sharp Minor)
MIDI制作:滝野細道 *2010/NOV/28ピアノ・クラシックのトップへ
(1)ヴェニスの舟歌
無言歌集第1集第6番ト短調
(Venetianisches Gondellied 1-6 G Minor)
Yakob Ludwig Felix Mendelssohn=Bartholdy

  ふたつのヴェニスの舟歌(メンデルスゾーン) Yakob Ludwig Felix Mendelssohn=Bartholdy(ヤコブ・ルードウィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン=バートルディ1809〜1847)の無言歌集第1集の第6番「ヴェニスの舟歌」と無言歌集第2集第2番「ヴェニスの舟歌」をダブル配信します。<ゴンドラの歌>とも言われていますが<いのち短し恋せよ乙女>がありますので。当時はゲーテやシラーなどの詩に曲を付けて<歌曲>とするものが多かったのですが、メンデルスゾーンは歌曲形式をとりながら、歌詞を付けない無言歌という形式を最初に作りました。この二つの「ヴェニスの舟歌」はメンデルスゾーンの曲としては珍しく両方ともメランコリックな短調の曲ですが、運河をゴンドラが静かに行くのを思わせる佳曲です。演奏会では(2)の第2集のものの方が多く演奏されるようですが、そのためかどうか、当倶楽部配信の鈴木邦彦作曲、江利チエミ歌の「酒場にて」はこの曲からメロディーのヒントを得たのではないか、と思わせるような部分があります。
 メンデルスゾーンはドイツのハンブルクの裕福な家に生れましたがユダヤ人であったため、はじめ音楽の世界でも差別を受けましたが、才能に恵まれていたため、バッハやベートーベンの普及なども相俟って、生涯ドイツ音楽界に影響を与え続けました。
 「結婚行進曲」はいずれまた・・・
(4’50”)