昭和50年(1975年) JASRAC NO.095-4768-1 
我が良き友よ 

作詞:吉田拓郎(C)
作曲:吉田拓郎(C)
 

歌唱:かまやつひろし
MIDI制作:滝野細道
 
(一)
下駄をならして奴がくる
腰にてぬぐいぶらさげて
学生服にしみこんだ
男の臭いがやってくる
アー夢よ よき友よ
おまえ今頃どの空の下で
俺とおんなじあの星みつめて
何想う

(四)
家庭教師のガラじゃない
金のためだと言いながら
子供相手に人の道
人生などを説く男
アー夢よ よき友よ
便りしたため探してみたけど
暑中見舞いが返ってきたのは
秋だった

 
(二)
可愛いあの娘に声かけられて
頬をそめてたうぶな奴
語り明かせば下宿屋の
おばさん酒持ってやってくる
アー恋よ よき友よ
俺は今でもこの町に住んで
女房子供に手を焼きながらも
生きている

 
(五)
古き時代と人が言う
今も昔と俺は言う
バンカラなどと口走る
古き言葉と悔(くや)みつつ
アー友と よき酒を
時を憂いて飲みあかしたい
今も昔もこの酒つげば
心地よし


(三)
男らしさと人が言う
おまえの顔が目に浮かぶ
力ずくだといいながら
女郎屋通いを自慢する
アー夢よ よき友よ
時の流れをうらむじゃないぞ
男らしいはやさしいことだと
言ってくれ

 
(六)
学生達が通りゆく
あいつ程ではないにしろ
まじめなのさと言いたげに
肩で風切って飛んでゆく
アー友よ よき奴よ
今のくらしにあきたら二人で
夢をかかえて旅でもしないか
あの頃へ


童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌 *2011/JAN/28 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ