童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ    *2006/SEP/01 開設曲
今では<山のけむり>といっても分からない人も多いのでは。昭和30年代まで、農村には野焼きや色々な<山野の煙>がほのぼのと立ち上っていました。この山の煙は、晩秋特有の風物詩とも言えるもので秋の寂寥感とともに胸を締め付ける光景でした。思っただけでも望郷の念にかられます。中でも、寒い冬の準備である山麓の炭焼きの煙が農村風景から消えて久しいです。
Photo by Hosomichi

         昭和26年(1951年)          JASRAC No.088-0095-2

        山のけむり2


         作詞:大倉芳郎(C)
     作曲:八洲秀章(C)
     歌唱:伊藤久男
     MIDI制作:滝野細道


         山のけむり1

     1.山のけむりの ほのぼのと
       たゆとう森よ あの道よ
       幾年
(いくとせ)消えて 流れ行く
       思い出の ああ 夢の一筋
       遠く静かに ゆれている


     2.谷の真清水 汲み合
(お)うて
       ほほえみ交わし 摘んだ花
       山鳩の声 聞きながら
       行きずりの ああ 君と共に
       降りた峠の はろけさよ


     3.山のけむりの たそがれに
       別れた人の 後ろ影
       後ふり返り 手を振れば
       薄れ行く ああ 淡い夕日が
       染めた茜の 懐かしく