雲龍渓谷の風景
Scenery of Unryu-ravine
Photo taken by Hosomichi Takino


滝入口は土砂に埋まる

 東武・JR日光駅前からR119を東照宮方面に向かい、日光橋を渡ったたもとを右折し、300m弱で稲荷川に掛かる稲荷川橋に至る。その橋の直前の狭い林道へ左折して、稲荷川に沿って遡行して行く。途中に滝尾神社と白糸の滝があり駐車場も有るが、なおも遡って行くと道なりで恒久の林道ゲートに至る。一般の車は入れないので工夫して駐車しそこからは徒歩となる。ゲートから40分ほどで稲荷川を見渡す展望台に着く。「雲龍渓谷入口」の表示や分かれ道は何ヶ所かあるが、舗装の本道をぐんぐん進む。後半の急なつづら折を喘ぎながら登ったりして、展望台から1時間ほどすると、山の方へ直進する廃道と、稲荷川方面に行く分かれ道に出るので、雲龍瀑に行くには右折して下り方面に行くと、しばらくして山奥とは思われない立派なコンクリート階段に出る。階段を下っていくと、一番下段と河原の間に飛び超せない広さの急流が流れていた。ここを工夫して渡らないと、河原に出て滝まで遡行していけない。暫く何回か渡渉して行くと、行く手に深い回廊状の谷が見え、その谷に入って行って、10mの前衛滝を巻いていくと、雲龍瀑の滝壷に着けるという。
 しかし私の行った時は回廊の谷が土砂で塞がれており、滝壷には到達出来なかった。掲載の滝写真は、廃道の方を雲龍瀑対岸まで登って行って、高台から撮影したものである。 ルートマップ

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