昨年、右足が痛い! 熱が出る! これは、痛風に違いない!
というわけで、内科に通い始め、尿酸値を下げる薬を飲んでいる千歳です。

薬はしっかり飲んでいる(時々通院が間に合わなくて、数日空くことはありますが)ので、きっと順調に数値は下がったものだと思っていました。

ところが、前職の締めとなる大仕事で全国を飛び回っている最中、不覚にも発作が起きてしまい、ロキソニンをがぶ飲みしながら仕事をすることになってしまいました。

2回目は、通院して、処方してもらった夜から熱が出始めました。ちなみに、この日に採血。
3回目は、出張中に、「そろそろ仕事完了ばんざーい!」と酒を飲んだ翌日。あれ、痛風って、こんなに(酒飲んだ翌日に発症するほど)感度高い病気だったっけ? という感じ。

今回(4回目)は、転職したてで、そんなに仕事忙しいわけでもないのに、なぜか発熱。
かなり慣れてきて、「あー、またかー」という感じになってきました。

新しい保険証ができてきたので、これを握りしめて病院に。
「痛風ヤバイ。足パンパン」
と医者に見せたところ……

「この腫れ方は、痛風じゃないと思うんだよねー」

「えっ?」
「えっ!」

1年間、痛風だと信じて治療してきたのに。3回目の発作以降は、酒も飲まずに頑張ってきたというのに「痛風ではない」だと! 俺の1年を返せ(違)。

血液検査の数値を見ていると、尿酸値の値は順調に下がり、2回目の発作の時に採血した時は、驚異の4.6。こんなに下げなくてもいいぐらい下がってました。
発作が出る際に、一時的に尿酸値が下がることはあるようですが、ある程度低い値を維持しながら、こんなに連続で発作が出るはずがないため、別の病気だろうということ。
腫れ方から見て、まずは皮膚科で見てもらうのがよいのではないか、ということになりました。

その足で皮膚科の予約を取り、38度の熱の中、1kmほど離れた病院に到着。
(水曜日とか、木曜日の午後はやってる病院が少ない)
先生に診てもらうと、一言。

「蜂窩織(ほうかしき)炎 だと思います」

皮膚とその下にある皮下脂肪に、細菌が感染する皮膚の病気だそうです。
(感染を起こしている組織を顕微鏡で見るとハチの巣状に見える=蜂窩、だそうです)
確かに、私の足の指には、以前から治りにくい傷があり、時々かゆくなって掻いてしまう部位がありました(not水虫)。

というわけで、再び採血。抗生物質を出してもらって、様子を見ることになりました。

家に帰り、いろいろ考えると、思い当たる点が浮かび上がります。
2回目、3回目は、夏の暑い時期に革靴を履いたまま現場作業していました。
4回目は、雨に濡れた革靴のまま、1日撮影仕事をしていました。
どう考えても、靴の中で細菌が繁殖し、疲れた体が抗いきれなかったものと思います。また、この病気は繰り返しやすいそうです。
普段は悪さをしなくても、体の中に菌が残っているのかもしれませんね。

抗生物質を飲み、できるだけ体を休めた結果、数日で熱や痛みはなくなりました。
ロキソニンだけで寝ているよりも、はるかに回復が早いのを実感します。
やはり、菌には抗生物質だな! ヌハハハ!

翌週、改めて皮膚科を訪れて、血液検査の結果を聞きました。

「ここが、入院設備のある病院だったら、入院をお勧めする数値です!」

炎症が起きると出てくる値がえげつないことになってました。
まぁ私も4回目ともなると、この程度ではくたばらないことが分かっていますので、入院はしないと思いますが。
(あと、1回目の炎症がひどすぎて、そのあとはワリと何とかなると思った)
普通の人は、39度に達する熱が3日ぐらい出続けると、入院するもんなんですかねぇ。

というわけで、1年越しに自分の病気の真相がわかりました。
信じていたものに裏切られた気分です(主に酒)。

原因がはっきりしたので、対応も取りやすくなりました。今後はよほど体調が悪くならない限り、こんな発作は起きないででしょう!あっはっは。

1件のコメント

  1. omoteさん
    そうなんですよ。レンサかブドウ球菌を飼ってるんですよ。
    再発しやすい病気らしい(実際その通り)なので、体調悪くなって免疫が弱くなると、再発するんでしょうねぇ

    千歳

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