振休が溜まっていたので、地味に消化。CP+の初日に参加してきました。
 開場直後に到着したので、受付もスムーズ(今年は2階入場、2階受付で導線が良かった)。初日は、プレスや招待客が多いので、通路は混むんですがブース内は空いているという、製品を触るには一番良い日なのです。
 今回は、CanonとSonyのミラーレス触り比べが目的です。
 まずは、発表になったばかりのEOS kiss Mを触りにCanonブースへ。
 大がかりな撮影ブースがなく、ミラーレス中心のこぢんまりしたものがいくつか。フラグシップや、ハイアマ向けの製品ではないので、あまり気合いが入っていないように思います。
 Kiss Mは、鉄道模型を取り囲むように配置され、ある程度高速で動くものを追いかけて見てください!という動体に対する自信のようなものを感じました。
 確かに、Canonのミラーレス初期にあったAFへの不信感を払拭するほどの完成度。AI servoでガンガン追いかけていきます。EF-M 18-150 IS STM(29-240mm相当)もほぼ無音です。これ、普通の撮影なら、もう問題ないですね。
 そして、気になっていた瞳AF。顔にピントを合わせるのは、今や当たり前ですが、その中でも(カメラから見て手前の)瞳を検知してピントを合わせる機能です。ポートレートで大活躍です。所が、現在のKiss Mでは、ONE SHOTモードでしか瞳AFは機能しません。しっかり構えて撮る。その時のピントは瞳、という感じです。被写体が動きながら適当に追いながらシャッターを切る、という方法では瞳AFは機能しません(AI servoでも顔認識はするので、それ程困らないけど)。
 瞳にピントを合わせるほど繊細なフォーカスなら、静止した状態だよね? という考え方に思えます。
 暗所性能や、従来のEFレンズのテストは出来なかったので、この辺は雑誌の記事掲載待ちかなー!
 続いてSony。
 こちらのブースは気合いが違います。暗所(+ストロボ)の撮影ブースや、動き物(ダンスやストリートバスケ)の撮影コーナーなど、全方位どんとこい!って感じです。現在のラインナップの強みを前面に出す構成がステキです。
 こちらも、発表されたばかりのα7IIIを触ります。
 さすが上位機種。被写体を追いかける速度が違います。動きまくる被写体を、恐ろしい滑らかさで追いかけます。瞳AFはファンクションボタンに割り当てられていました。これを押すと、顔が見えてさえいれば、間違いなく瞳を検出し、追いかけます。ボディ内の手ぶれ補正も強力なので、被写体とカメラマン双方が歩きながらでも、ほぼ間違いなくピントがくる写真が撮れそうです。
 (Canonと設定画面が違うので、詳しい設定は分かりませんが)間違いなく、AF-C(AI servo)の状態で動作しています。どんな状態でも瞳に合わせ続けるんじゃ!という考え方でしょうか。
 両社の思想の違いを感じて、とても楽しい気分になれました。
 どちらのカメラも、歴史に名前を残す、素晴らしいものだと思います。
 その他雑感。
 Nikonは、もうD850しかないのかと言うぐらいの猛プッシュ。セミナーを見る人は多いですが、一般ブース内は空いていました。
 Pentaxは、THETA全面押し。折角のK-1 Mark2は端の方でタッチ&トライコーナーやってるだけって感じです。有償のK-1アップグレードを申し込むとK-1 Mark2相当になるというのは、かなり良心的。
 シグマ、タムロンのサードパーティレンズメーカーは、かなり勢いを感じました。