今回で九回目となる植芝守央道主特別講習会は、九月十四、十五の両日、開祖所縁の地である、ここ茨城支部道場で開催された。
全国各地から四十団体より九十六名、海外からもデンマークやアルゼンチン、ロシアから三十人の参加があり、計百三十名が参集した。
十四日十三時から二時間の講習会が行われ、植芝道主は、入り身投げや一教、四方投げなどを通し、転換や入り身、転身などの基本の体捌きと呼吸力を活かして合気道の技が成り立っている事を指導された。
稽古終了後、道主を囲んでの懇親会が行われた。
磯山博相談役と稲垣繁道主特別講習会実行委員長より挨拶があり、その後道主は挨拶の中で合気道の大きな和が世界中に広がっている事に言及されながら「ここにも合気道の一つの和ができ、このようにたくさんの方が参集された事は大変嬉しいです」と述べられた。
乾杯後懇談に移り、各参加団体の紹介や会場全体での合唱などもあり、会場は盛大に盛り上がった。
十五日は十時から一時間半の講習会が行われ、台風の中、前日同様、全員が参加した。
講習会の最後には、道主より二日間の総括がなされ、無事終了した。 |