童謡・唱歌  懐メロ   八洲秀章&抒情歌   「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  2006/SEP/01 開設曲
横浜山下公園にある「赤い靴はいてた女の子」の像 Photo by Hosomichi

「青い目の人形」とこの「赤い靴」のイメージは、異国、少女、港・横浜、赤と青の色のモチーフ、歌詞の中の<青い目>などで重なって見えます。内田康夫の<横浜殺人事件>はまさにこの両方の歌の混乱がミステリーのキーポイントとなっています。<赤い靴はいてた女の子>には実際のモデルがあります。岩崎きみちゃんという女の子でした。北海道で開拓に向かう母と別れて宣教師夫妻に養女としてもらわれたきみちゃんは、6歳のとき結核に罹り、9歳で日本で亡くなったのです。つまり<異人さんに連れられて>異国には行っていないのです。しかし、母親のかよさんはきみちゃんが宣教師夫妻とアメリカに渡って、幸せに暮らしていると信じつつ、この話を雨情にしたのが、あの曲となったのです。

大正10年(1921年) JASRAC No.000-0314-0

横浜みなとみらい21
Photo by Hosomichi

赤い  
作詞:野口雨情(PD)  作曲:本居長世(PD)  MIDI制作:滝野細道











1.赤い靴はいてた女の子 異人さんに連れられて行っちゃった
2.横浜の波止場から船に乗って 異人さんに連れられて行っちゃった
3.今では青い目になっちゃって 異人さんのお国に居るんだろ
4.赤い靴見るたび考える 異人さんに会うたび考える


赤い2 
「野口雨情童謡の世界」