箱崎晋一郎
熱海の夜
昭和43年(1968年) 
JASRAC No.000-5007-5 
 
作詞:荒川利夫・藤木美沙(C)
作曲:山岡俊弘(C)
歌唱:箱崎晋一郎(晋一朗)
MIDI制作:滝野細道 

(一)
たった一度の 倖(しあわ)せが
はかなく消えた ネオン街(まち)
忘れられない 面影を
月にうつした 湯の宿よ
熱海の夜 

(三)
恋も湯けむり 消えるもの
知っていたけど 燃えました
こんな女の 私でも
夢に見るのよ あの人を
熱海の夜 

(二)
妻と書かれた 宿帳に
(し)みた涙の 傷あとよ
ままにならない 人の世に
やせて悲しい 枯れ柳
熱海の夜 
 

懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌        「細道のMIDI倶楽部」TOPへ 2013/MAR/26
箱崎 晋一郎(はこざき しんいちろう、1945年2月17日 - 1988年7月25日、岩手県出身)は、1968年この
「熱海の夜」でデビューし、いきなり大ヒットとなりました。当時は、フランク・永井、菅原洋一、バーブ佐
竹などのムード歌謡の全盛期が過ぎ、女性歌手やグループ・サウンドに移行する時でした。彼のファル
セットの甘い声は、ムード歌謡には格好のものでしたが、時代には抗し切れずその後低迷を続け、名前
も晋一郎から晋一朗と変えたりして頑張りましたが、十年後の「
抱擁」で中ヒットするにとどまりました。
その4年後、佳山明生、日野美歌と「氷雨」を競作しましたが、箱崎盤はあまり振るわず、1988年に肝臓
癌で逝去しました。43歳の早世でした。
 
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