昭和15年(1940年)
JASRAC No.067-0438-7
春よいずこ
作詞:西条八十
作曲:古賀政男
歌唱:二葉あき子/藤山一郎
制作:滝野細道

(一)
おもいでは おもいでは
青い背広の 涙ににじむ 紅のあと
ああ 想い切ない 幻の
春はいずこぞ 雨が降る

(二)
あきらめて あきらめて
泣いて乙女が たどるは愛の 別れみち
ああ 小鳥啼け啼け わがこころ
春はいずこぞ 雨が降る

(三)
呼んだとて 呼んだとて
風はつめたい 涙をさそう 別れ風
ああ 夢は返らぬ 青草の
春はいずこぞ 雨が降る


行く春を惜しむか鷺の白き影


川の面を埋め尽くしてや春いずこ
童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ *09/SEP/07
Photoes taken by Hosomichi

この「春よいずこ」の原題は「春よいづこ」と旧仮名使いの表記となっています。検索の時
に<ず>→<づ>、<じ>→<ぢ>と変えてみるのも一法です。この歌は昭和14年に
「あの夢この夢」(当倶楽部収載の「あの夢この夢」とは同名異曲)でデビューした二葉あ
き子の「古き花園」につづく大ヒット曲で、彼女の戦後に亘る地位を築きました。

古賀政男の曲はコブシ回しがおおく、この唄も例外ではありません。楽譜はアップできませんがが1番のみ長音符号を付してみます。 おもいではおもーーいでは
あおいせびろの
なみだににじむべにのあーー
ーーーーもいせつなーーまぼろしの
−−−はいずこぞあめがふる
:8,16分音符 :2,4分音符、−−−;トレモロ部分】