昭和39年(1964年) JASRAC No.039-0220-0
17才のこの胸に
歌詞:水島哲 作曲:北原じゅん
歌:西郷輝彦 MIDI制作:滝野細道
作詞の水島哲は、昭和4年(1929年)2月3日生れの宮城県出身。布施明の「
霧の摩周湖
」、「恋」、平尾昌晃の「星は何でも知っている」などを作詞していますが、なんと言っても北原じゅんとのコンビで、西郷輝彦にこの「17才・・・」を始め、「君だけを」、「チャペルに続く白い道」などヒット曲だけでも20曲以上を提供しています。作曲の北原じゅんも戦前生まれですが、川内康範の甥であることが知られ、最初は川内康範作詞のアニメ主題歌(<まんが日本昔ばなし>など)に曲を付けて来ましたが、青春歌謡を目指し、西郷の「君だけを」をわずか5分で作曲して見せた、とのことです。また北原じゅんは、140万枚のメガヒット「骨まで愛して」を歌った城卓也の実兄でもあるのですが、その時は兄であることを慮ってか<文れいじ>というペンネームで作曲しています。そういえばこの時の作詞者は川内康範の妻川内和子となっています。JASRACの登録は作詞川内康範、作曲北原じゅんとなっています。
西郷輝彦については「
星のフラメンコ
」を参照してください。
(一)
風に吹かれた 花びらを
浮かべて波は 遠ざかる
ひとりぼっちの 湖は
口笛さえも 切れ切れに
やまむらさきに 夜がくる
(三)
夜がしずかに 訪れりゃ
湖さみし 風さみし
ひとりぼっちの ぼくだから
あてなくたどる 落葉松
(からまつ)
の
林の道を ただひとり
(二)
空をまっかに そめながら
どこ行く夕日 ひとり旅
そっとよぼうか 思い出を
17才の この胸に
しまっておいた 思い出を
*
10/SEP/04
Photoes (incl.wall paper) by Hosomichi
山紫に夜が来る・・・田沢湖夕景