訳詞年不詳   JASRAC No.031-6776-3
  
モーツアルトの子守歌
  (フリースの子守歌)
 
作詞:Friedrich Wilhelm Gotter  作曲:Bernhard Flies
訳詞:堀内敬三(C)         MIDI制作:滝野細道
  
(1)
眠れよい子よ 庭や牧場に
鳥も羊も みんな眠れば
月は窓から 銀の光を
そそぐこの夜
眠れよい子よ 眠れや 

 (3)
 いつも楽しい 幸せな子よ
 おもちゃいろいろ うまいお菓子も
 みんなそろって 朝を待つゆえ
 夢にこよいよ
 眠れよい子よ 眠れや
 
(2)
家のうちそと 音はしずまり
棚のねずみも みんな眠れば
奥の部屋から 声のひそかに
ひびくばかりよ
眠れよい子よ 眠れや
 

 童謡・唱歌 八洲秀章&抒情歌 懐メロ
 *2011/MAR/10

この曲は<モーツアルトの子守歌>と銘打ってありますが作曲者を見るとFlies
何ぞと書いてあります。この曲は長い間モーツアルトの作曲とされ、ケッヘル番
号もK350とされてきました。しかし、近年になってあるモーツアルト研究家が18
世紀末の古文書に、作詞ゴッター、作曲フリースと書いてあるのを発見。古文書
の時代は正しいことから、ケッヘル番号と時代の関係を比較してみると、どうやら
この曲を紹介された女性(一説にはアマデウスの妻コンスタンツェであるとも)が
モーツアルトの曲と主張したため、フリードリッヒ・フォン・ケッヘルも自著に加えた
と思われるに至りました。以来、K350も<疑惑>が付され<削除>となって来
ましたが、なにしろ長い間<モーツアルトの子守歌>とされてきましたので、<フ
リースの子守歌>のみを曲名とする勇気あるひとは中々・・
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