昭和32年(1957年)
JASRAC No.085-0075-4
お花ちゃん
村の駐在所
作詞:松井由利夫(C)
作曲:原  六朗(C)
歌唱:藤島桓夫
MIDI制作:滝野細道

(一)
村のな 村の駐在所に
若いお巡りさんが 来ただとよ
都育ちの とっても素敵な人だとさ
野良の草取り おっぽりだしてよ
村の娘達ゃ 寄るとさわると
ハア〜〜 その噂


 (三)
 昨夜(ゆんべ)な 昨夜駐在所に
 若いお巡りさんの 嫁さんが
 やって来ただと はるばる夜汽車で都から
 花ちゃん空見て 涙をポトリ
 権兵衛かかしが かわいそうだと
 ハア〜〜 横向いた



(二)
背戸のな 背戸の花ちゃんたら
若いお巡りさんに ひと目惚れ
赤い頬っぺに ごってり白粉塗りこんで
用もないのに ほらいそいそと
今日も朝から 行くでないかよ
ハア〜〜 村道を



 懐メロ  童謡・唱歌  八洲秀章&抒情歌
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藤島桓夫(ふじしま・たけお 1927年9月27日〜1994年2月1日)は大阪出身の昭和30年代前半の人気歌手でした。「かえりの港」がヒットしてミュージックシーンに登場しました。最大のヒットは1960年(昭和35年)の「月の法善寺横町」でしょうが、それ以前に「アンコなぜ泣く」、「お月さん今晩は」、この「村の駐在所」などがありました。しかしWikipediaの記述には「村の駐在所」が全く出てきませんし、記述の仕方もおかしいところがあります。おかしいといえば、本年(2009年2月)に亡くなった作詞の松井由利夫の項目にも、松山恵子の「だから云ったじゃないの」や氷川きよしの「箱根八里の半次郎」、「きよしのズンドコ節」などがあるだけで、藤島の<ふ>の字もでてきません。なにか事情があるのでしょうか・・・この曲は藤島桓夫のヒットアルバムにはかならず3、4番目のヒット曲として収載されているから不思議です。原六朗は「お祭りマンボ」を始めとして独特な原ワールドとも云うべきものをもった素晴しい作家だと思います。