昭和13年(1938年)   JASRAC No.013−0111−0
お猿のかごや

作詞:山上武夫(C)  作曲:海沼実(C)  MIDI制作:滝野細道


(一)
えっさえっさ えっさほいさっさ
お猿のかごやだ ほいさっさ
日暮れの山道 細い道
小田原提灯 ぶらさげて
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ
 (三)
 えっさえっさ えっさほいさっさ
 元気なかごやだ ほいさっさ
 すべっちゃいけない 丸木橋
 そらそら小石だ つまずくな
 ソレ やっとこどっこいほいさっさ
 ほーいほいほい ほいさっさ

(二)
えっさえっさ えっさほいさっさ
この葉のわらじで ほいさっさ
お客はおしゃれの コン狐
つんとすまして 乗っている
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ


 (四)
 えっさえっさ えっさほいさっさ
 のぼってくだって ほいさっさ
 ちらちらあかりは 見えるけど
 向こうのお山は まだ遠い
 ソレ やっとこどっこいほいさっさ
 ほーいほいほい ほいさっさ


童謡・唱歌 懐メロ 八洲秀章&抒情歌 「細道のMIDI倶楽部」TOPへ    *2006/SEP/01 開設曲 

作詞の山上武夫は、作曲の海沼実と同郷(信州松代)の人で、加藤省吾、斎藤信夫、細川雄太郎などと同様海沼実に見出されました。山上武夫は海沼に勧められて作詞を始める決心をしましたがなかなか思うように行かず、海沼実と共に苦吟しているとき、二人で一所懸命作ろうとしている共同作業から、二人が気持ちを合わせてやらなければならない仕事=かごや→お猿のかごや、というわけでこの曲が出来たといわれています。また故郷の方の紅い夕焼け空を見ていたら、あの峠の猿はどうしているのかな、と思っていて、ふとお猿が籠を担いで走っているのを思い浮かべて作った、とも言われています。
海沼実伝