(三)
雁、雁、さおになれ さきになれ
お迎えたのむと 言うておくれ




弘田龍太郎の曲

写真は伊勢原天空の桜 
Photo by Hosomichi
 (一)
 笛や太鼓に さそわれて
 山の祭に 来て見たが
 日暮はいやいや 里恋し
 風吹きゃ木の葉の 音ばかり

 (二)
 母さま恋しと 泣いたれば
 どうでもねんねよ お泊りよ
 しくしくお背戸に 出て見れば
 空には寒い 茜雲あかねぐも

作詞:北原白秋 作曲:中山晋平 歌唱:タンポポ児童合唱団 MIDI制作:滝野細道
著作権消滅曲(PD)  大正11年(1922年)  JASRAC No.036-0999-5
里ごころ

懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌  「細道のMIDI倶楽部」TOPへ *2014/SEP/23  
弘田龍太郎の曲とは全く違います。また、白秋の歌詞も漢字や旧仮名遣いが相違しています。
戦前は著作権に対する認識が希薄で、文部省唱歌などは今に至るも作詞作曲者不詳のもの
が沢山あります。また、曲より詩のほうが優先していた傾向もあって、一つの詩にいくつもの曲
がつけられたものが多いです。特に北原白秋のものは多く、本倶楽部にも「雨」「雀のお宿」「砂
山」「ちんちん千鳥」「りすりす小りす」が、複数メロディーでアップしてあります。この「里ごころ」
は前出の曲に比べ、それほど有名ではありませんがそれでも三曲の違うメロディーが確認され
ています。