昭和41年(1966年)     JASRAC NO.044-0145-5   日活映画「絶唱」主題歌 
懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌        「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  *2014/APR/29  
映画「絶唱」は三度映画化されていて、1958年に小林旭(園田順吉)、浅丘ルリ子(小雪)、1966年に舟木一夫(順吉)
和泉雅子(小雪)、1975年に三浦友和(順吉)、山口百恵(小雪)の主演ででした。この西条八十作詞の「絶唱」は、二番
目舟木一夫主演の主題歌で、舟木一夫が歌っており、三番目の主題歌「山鳩」で山口百恵が歌っています。映画のス
トーリーは歌の歌詞がよく表わしていて、時代が太平洋戦争の頃だったことを加味すると、大体分かります。山陰の大
地主の息子順吉と、山番の娘小雪はなさぬ仲となり、父の迫害を逃れ、大阪で貧困の所帯を持って苦労するという純
愛逃避行物語です。順吉は出征し、小雪は絶望と無理に無理を重ねた苦役で病に倒れ、順吉が復員する直前に亡く
なってしまいます。頑迷な父が亡くなり、園田家の嫁になることが許された亡き小雪に花嫁衣装を着せて、空しい結婚
式が行われる、という物語が、西条八十の歌詞に歌い込まれています。西条八十は、舟木一夫の歌に惚れ込み、舟
木の為に是非歌を作ってやりたいと、丘灯至夫に仲立ちを頼んで「花咲く乙女たち」を書いたといわれています。



山陰地方一番の美滝「大山の滝
(二)
結ばれて 引き裂(さ)かれ
七年(ななとせ)を 西 東
いのち短く 待つ日は永く
泣きぬれた ああ 小雪

(一)
(いと)おしい 山鳩は
山こえて どこの空
名さえはかない 淡雪(あわゆき)の娘(こ)
なぜ死んだ ああ 小雪
(三)
山番の 山小舎(やまごや)
春が来る 花が咲く
着せて空(むな)しい 花嫁衣裳(いしょう)
とこしえの ああ 小雪
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ム〜〜ム〜ム〜ムムムム〜〜〜〜〜
ム〜ム〜ム〜ム〜ム〜〜ムム〜〜〜
なぜ死んだ ああ 小雪
絶唱
作詞:西条八十(C)  作曲:市川昭介(C)   歌唱:舟木一夫   編曲・MIDI制作:滝野細道