レストランで食べたときに、肉に付け合わせで出てくる「白いクリーミーな物体」が何なのか調べたところ、あれはマッシュポテトの一種であることが判明。なんだよ、普通の芋かよ! と思ったのですが、逆を言えば普通の芋なら家でも作れるはず。
 「よし、作ろう!」
 上手に作るには、いくつかコツがあることが分かりました。
 1)皮をむいて、1.5cmぐらいに刻み、水につけてデンプンを取り除く。
2)72度で20分ほど下茹でして、火を通してしまう。茹でたら水にさらして、あら熱を取る。
3)沸いたお湯で茹で、下茹で済みのジャガイモを柔らかくなるまで茹でる。
4)ジャガイモを裏ごしするか、ミキサーに掛ける。
5)温かい内にジャガイモの重量の25%のバター(!!!)と、10%のオリーブオイル(!!!)と混ぜる。
6)少量の牛乳とパルメザンチーズを混ぜる。
7)塩胡椒で味を調える。
 と言うことで、なめらかで、さらりとした、恐ろしい食べ物が完成。何これ美味い。美味すぎる。60%の炭水化物と、30%の油分、怖すぎる。しかし美味い。
 この手の料理は、皮付きのまま、丸ごと茹でることが多いのですが、やはり均一に火が入らない点と、デンプンを少しでも取り除くことが出来ないので、モチっとした食感になりがち。そこで、72度で下茹でし冷やすことで、デンプンが溶け出さないようにしてしまうのです。科学の勝利ですね!
 (またも、ANOVAが大活躍)
 早速ローストビーフの付け合わせとして食べました。胃の限界を超えて食べてしまいそうで怖いです。
 また、パンに塗ったりしても美味しそうです。残った肉を挟んで、サンドイッチにして食べようと思います。食生活が充実しすぎててヤバイです。痩せられる要素が見当たりません。
 あ、私の知り合いにANOVAを貸したら、翌日には米Amazonでポチってました。低温調理仲間万歳!