4年ぶりに開催されたカメラのイベント「CP+」に行ってきました。

「もとより大きなブースはより大きく、小コマ出展は減り、そもそも出展しなくなった所も多い」印象です。コロナの影響なのか、現在のカメラ業界の勢いが原因なのか分かりませんが、少し寂しさを感じました。
(特にRICOH)

1日目(祝日)は、何を置いてもアウトレット。
今まで別会場でしたが、同じ会場の端っこに寄せられてました。買い物目的だった人も多いでしょうから(私もです)、寂しさ千倍です。
12時前に会場に到着したものの、その時には「入場3時間待ち」との事。規定人数×時間入れ替え制なので、待っていれば必ず入れるので、そのまま待ち続けました。
実際の所、2時間ほどで入場できました(1回の人数を増やした様子)。
目的のLeofotoに向かい、お目当ての雲台を購入することが出来ました。万歳。
(そして、購入した旧モデルの使いにくさを知る。発売即リニューアルするには理由があるのだ)

その後、知人と合流。のんびりとブースを回りました。会場を歩きながら、気になったものを見聞きして回りました。
カメラは持って行ったものの、一度もバックから取り出すこともなく終了。こういう楽しみができるのも、リアルイベントならではですね。

2日目(平日)は、一人で回ることに。
平日なので、空いているかな?と思っていたんですが、皆さん同じことを思っているのか、結構混んでました。

ほとんどのブースは、ぶらっと立ち寄れるような作りだったんですが、Canonは時間帯に応じた整理券を事前に配るタイプでした。なので、予め見たいイベントの時間を調べ、それにぶつからない時間帯の整理券をもらうという、面倒くさいことに。
まずはMR体験。ゴーグルを被るタイプと、目の前にかざすタイプの2通りを体験できました。ゴーグルは眼鏡を掛けたままだと被れないし、私のゴーグルは映像が流れないしで、スタッフの方を右往左往させてしまいました。
続いてVR体験。MRは、目の前に見えているものに映像を重ねる感じ。VRは完全にゴーグルの中に映像を映す感じです。3種類の映像を選ぶことができて、私は修善寺にしました。素敵な音と映像でした。カプセル型の椅子に座ってリラックスもできたのも良かったです。
ただ、眼鏡マンの私には、ぼやぼやの…(以下略

ああ、ちゃんと、EOS R3、R8、R50も触ってきました。
めちゃめちゃ軽いし、小さいです。
特にR50は、あのボディから想像出来ないレベルのAFでした。目の前でBMXのデモンストレーションが行われているんですが、エントリーレベルのR50が、顔や瞳を外さず追い続けるという事実に愕然としました。
ここ最近のCanonは、半導体部分は共通化、メカ部分で差別化しているので、入門機ほどお得な気がします。
これで安価なレンズさえ揃っていれば、入門機の覇権を取れるR50。実にもったいない。RFはダメでもRF-sはSIGMA/Tamronにぜひ参入してほしいです。お願いしますCanonさん。

そしてR3。
(過去に一眼レフの1系を持ってたので)「なんだこれ、ちっさ」ですよ。普段使いしても全然問題ないレベルの大きさです。
1系に準ずる操作性を指が覚えているので、本当に使いやすく感じました。
今でもライブ撮影とかをしてたら、間違いなく買ってました。
もう少し安かったら、買ってしまいそうです。
(Canon機はR5以上じゃないとCFExpressを装備していないので、必然的にこのクラスしか買えません)

完全に個人的な想像ですが、R5がそのままで、R6にMark2が出たのは、1D系のセンサーが想像以上に歩留まりが悪いとか、そもそも価格が高いとか、部材調達しにくい部品を使ってるとかじゃないですかね。
多少性能が悪いとかだけなら、こんな急にニューモデル出したりしないメーカーですから。

あと、とても良かったのがストレージメーカーのNextorage。
書き込み速度をアピールするため、連写させるステージでした。
R5で初めて動きまくる人の撮影。
幾度かのファームウェアアップデートのお陰で、顔が見えていれば顔、瞳にフォーカスが行くし、後ろ向きでも頭に。最悪でも背中を追うなど、常に像面に人がいるかどうかを判断しているのがよかったです。(人物優先AF)

Tamronは青森に工場があるとのことで、ねぶた祭り。
結構な大きさのねぶたを作るとは恐るべし。

SONY、FUJIFILM、SIGMAも気合い入っていました。あと、LUMIX(Panasonic)もS5IIを出したばかりとあって、めちゃめちゃ推してました。

三脚、雲台は、中国メーカーのLeofotoやBENRO、SIRUIなんかの存在感が強く大きくなってますね。価格、機能共に十分な水準なので、国内のメーカーは大変だろうなぁと思います。

NASで有名なSynologyさんにもお邪魔してきました。
次の買い換えの時は、4ベイ以上にしたいなぁ!

 

オンライン配信について。

今年は、現地イベントと、オンラインイベントの併設でした。
オンライン用には予め用意したものを流すところ、ブースのイベントを中継するところと分かれていた感じがします。

オンラインがあるのは有り難いので、片耳にイヤホンをぶち込みオンラインイベントを聞きつつ、目の前のイベントを見るなんて事をしていました。
ライブと言いつつ、アーカイブ配信されているので、後から見ることもできます。会場の全イベントは、このように録画して、一定期間流してほしいです。

入場証について。

今回、WEBで入場登録をしておき、入場証を事前にプリントして持参するスタイルでした。このご時世に、わざわざプリント!!
どうせ、QRコードを読ませるだけですから、スマートフォンの画面でも……と思いますが、読み取り精度とか、スマホ持ってない人とか、プリンタメーカーのインク使用とか、いろいろなことを考えた結果、紙になったんでしょう。仕方がありませんね!

せっかく印刷して持って行ったんですから、各ブースでアンケート取るとか、そういうのも全部このQR経由で情報共有すればいいんですよ。なんでいちいち、名前に、メールアドレスに、電話番号に…と紙に書かねばならんのですか。
後からメールアドレスにアンケートフォームが送られてきて、それに答えれば良いじゃないですか。その場で書かせるから滞留が起きて、通路が面倒くさいことになるんですよ。
カメラなんてテクノロジの塊なのに、なんでこの辺がローテクなんでしょうか。
紙に書かれた読めるかどうか、届くかどうかも怪しいメールアドレスよりも、CP+に登録されて確実に届く(可能性が非常に高い)メールアドレスの方が、かなり有効だと思うんですよねー。

そんな感じで、久しぶりのリアルイベントを満喫してきました。
楽しかったー!