ちびにゃー

 友人から連絡。
 「知り合いの家の庭で、野良猫が子猫生んじゃったんですけど、引き取りませんか?」
 うちの猫が4歳。子猫を増やすにはそろそろと思っておりましたし、あまりのんびりしていると老猫になって子供と遊ぶのも大変。また新参者を受け入れる優しさも少なくなっていく気がして。
 「よし、1匹なら、なんとか」
 と、返事。友人は、2匹捕獲して、まだあと2匹居るとのこと。そんなやりとりをしつつも、2週間ほど時間が過ぎてしまいました。あまり子猫が大きくなると、行動範囲が広くなって捕まえにくくなりますし、何よりも、病気にかかる確率も上がります。
 「んじゃ、捕まえに行くか」
 という事になり、電車に乗って野良猫を捕まえに行くことにしました。
 正直、これで捕まえなければ諦めるつもりでしたし、真夏の日中、涼しいところに隠れていることが多いので、捕まえられないんじゃないかとも思っていました。ま、諦めるなりの口実が欲しかったんですね。
 その知人宅で友人と合流し、カレーを食べながら待っていると…
 「見つけた!」との報。近所の家のガレージで、車の下に隠れているとのこと。
 親猫はそそくさと逃げ出し、子猫は物置や室外機の下に逃げ込んでしまいました。大人4人で、荷物をどかすわ、棒でつつくわ、手を奥に入れるわの大捕物。
 無事に2匹確保でしました。
 ……。あれ? 2匹?
 捕まえてしまった手前、連れて帰らざるを得ませんね。そんなことで、旧猫2匹に新猫2匹という猫屋敷になってしまいました。
 
ほぼエイリアン

 まずは、ノミ取りシャンプー。すごい量のノミがいます。さすが野良。しかし、その割りには毛が柔らかくていい肌触り。1匹は、目やにが酷くて、目が開けられません。丁寧にコットンで落とすと、ようやく開けてくれました。
 猫の場所を移し、今まで使ったタオルなどを廃棄。ノミが残ると大変な騒ぎになりますから。殺虫剤を撒き、施錠して就寝。
 翌日は、動物病院に。
 成長は健康。歯の生えそろい具合から5~6週目ぐらいと思われます。共にオスのようです。点眼薬をもらい、のみ取りの薬を塗って貰います。念のために、猫エイズと、猫白血病の抗体チェック。
 二匹とも猫エイズウィルスに陽性でした。
 子猫のうちは陰転することもあるようなので、しばらく様子見。逆に、猫白血病もまだ感染後抗体が出来ていないダケかも知れないので、1ヶ月ぐらいは様子見です。
 
ちょこちょこ動くよ!

 ご飯もモリモリ食べて、自分たちで猫砂にオシッコできるようになり、ンコも出るようになったので、まずは一安心。環境にも慣れてきたのか、パタパタ走り回ったり、尻尾にじゃれたり、かわいい行動も出来るようになってきました。
 (ノミ取りの薬塗布後、わらわらと更にノミが出て来てビックリ。どんだけ連れてきたんじゃ!)
 
第三種接近遭遇

 さて、旧猫との本接触は、いつになるのでしょうか…?

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