極寒の醤油サイクリング

　18日の土曜日。自転車屋の仲間達とサイクリングに行ってきました。
　企画者がインフルエンザで倒れ不参加。私が工場までの先導で、6名の行程。夜勤明けで後から追いかけてくる人が1名という旅でした。
　行き先は、千葉県野田市のキッコーマン醤油工場。最近流行り(?)の工場見学というヤツです。
　なんて、数日前から予定してたのはいいのですが。この最近の寒気のピーク。前日の夜には雪が降り、その後綺麗に晴れ、異常なまでの放射冷却。朝の気温-3℃という、東京近郊にあらざる温度の中での出発です。
　「寒い！　いや、痛い！」
　指先、足先などの末端パーツが悲鳴を上げます。特に足がきつかった。夏場に蒸れないように出来ている自転車用の靴は完全にメッシュ仕上げ。冷たい風がピューピューと通り抜けていきます。裸足で漕いでいるのとさほど変わらないレベルです。
　日が出たら、多少は温かくなるだろう。と、甘い期待で出かけたのですが、強い北風は、そんな希望を完璧に打ち砕いてくれました。
　1時間ちょっとで工場に到着。途中edge500の地図を過信して迷いましたが、結果オーライ。
　醤油の作り方のVTRを視聴覚室で見た後、実際の製造工程を見学。あ、最後にお醤油をお土産に頂きました。
　(普段、家で醸造実験している私としては、醤油も作ってみようかと思ったり、思わなかったり)
　お弁当を頂いたあと、売店で「醤油ソフトクリーム」を頂きました。発酵食品だけあって、乳と混ざるとチーズみたいな味になるんですね。感動！
　それ以外にも、お醤油の味比べが無料で出来たりして、狭いながらも楽しい空間でした。お土産に醤油差しストラップを購入。これ、可愛いんですよ～！
　追加で、生醤油(一般の醤油は加熱殺菌されている)を購入。保冷剤を入れた保冷バックで渡してくれましたが、正直な所、そんな事しなくても十分に寒い状態を維持出来ると思いました。
　帰りは遠回り。江戸川を下って、葛西臨海公園に向かいます。この時は完全ない追い風。30km/hで走って、ちょうど無風と感じるようなレベル。この無風の瞬間だけ太陽の暖かさを直接感じることが出来ました。赤外線ってすごいよ！
　公園でコーヒーを頂いて、しばし思案。
　「日が沈むと風が収まるが、その分寒くなる」
　北風で十分に寒いので、少し時間を潰してから走ることに決定。
　それにしても寒い。気温は、余裕で1℃台に到達。体を動かしていないと寒くて死んでしまいそうです。立ち止まって休憩すると、あっという間に体が震えてて動けなくなってしまう。
　家に帰り、まず最初にしたことは、風呂を入れること。着替える余裕もありません。寒い中にずっと居たために、頭痛がします。もう、100kmなんて距離はたいしたことないんですが、ダメージがでかい。
　慌てて風呂に入ると「お湯が痛い」です。どんだけ冷えてるんだ！　俺の体！　湯につかっても寒さは取れないし、食事しても頭痛は残るし。寒さに油断してはいけないな！と思ったサイクリングでした。
　でも、楽しかったよ！