各マスコミの「自転車の悪者扱い」報道が過熱して、かなりうんざりしてる千歳です。
 先日も荒川サイクリングロードで、そこを走るロードバイクの速度をスピードガンで計測。「大変です!35km/hも出ています!大変危険です!」と煽ります。顔にモザイクを掛けられ、自転車とウェアの方を中心に撮られながらインタビューに答える声は、いかにもマスコミが好きそうなセリフばかり。もううんざりです。
 (画面の中心にレーパンが映ってました。カメラマンは知らないと思いますが、その下に下着などは履きませんので、その部位のアップは、大変危険です)
 20km/h制限道路で速度超過を正当化するつもりはありませんが、それであれば、
・リードなしで犬を散歩させてるバカ
・グランドの出入りで全く通行車両を見ないで飛び出てくるバカ
・アスファルトの上で素振りさせてるバカ監督かバカキャプテン
・部活帰りの道路を埋め尽くす横列運転高校生バカ
・中央線上を延々とトロトロ走るジョギングバカ
・日が落ちても黒ずくめで散歩してるバカ(街灯が全くないので、完全に見えない)
 も、何とかして欲しい所です。
 ちなみに、荒川サイクリングロード(下流)は、多摩川などのサイクリングロードと比べ道幅が広く、安全にスピードが出しやすい形状となっております。また、実際は自転車専用道路ではなく、荒川河川敷緊急用道路で、この道には道交法は適用されません。ですから、20km/hはマナー、ルールであって、道交法に違反する、という物ではありません。
 さて、警察庁からでた自転車がらみの通達を見ていると、これは大変自転車が好きな人が書いた文章であることが分かります。高度成長期に、車を優先する余り混沌とした交通ルールが出来てしまった事を悔い、正しく歩行者が、自転車が、自動車(バイク)が安全に交通できるよう、改めてルールを徹底するよう書かれています。
 自転車は、車両です。車道を走りましょう。
自転車横断帯は謎なので、無くしていきましょう。
自転車のレーンを整備していきましょう。自転車が多い道路では、車線を減らして自転車道にしましょう。
自転車が走りやすいよう、必要の無いパーキングメーターは撤去しましょう。
小学校などでも、ルールをしっかり教えます。
しっかり守ってもらうために、取り締まりを強化します。
まずは警官が乗る白チャリが見本にならないと駄目だぜ!
 てな感じでしょうか。
 何十年も掛けて今の交通システムが出来てしまっていますから、これを是正して行くには、また何十年も掛かると思います。特に、数年は自転車に多くのしわ寄せがくるでしょう。しかし、近い将来、こんなエコな乗り物が、より便利に身近になる日が来るのだと思います。