豚の角煮事件

　午後までベッドの上でごろごろ。ハァ。布団の中が天国的幸せな季節になってきましたねぇ。
　以前安売りの時に買っておいた豚バラブロックを解凍。ネギ生姜ニンニクもあるので、今日は角煮を作ることに決定です。これは、時間のある時にコトコト煮なきゃ、美味しいのができませんからね。幸い時間はたっぷりあるので、ゆーっくり弱火で煮ては火を止めを繰り返し、薄味で、とろっとろの柔らかいのを煮たいと思います。
　昼飯。
　表面を焦がした残り脂で何か1品できないものかと考えたところ、挽肉とジャガイモのオムレツなんかどうだろうか。脂でジャガイモをこんがり揚げ焼き！と思ったわけですよ。うはは。ちょちょいとジャガイモを賽の目に。挽肉と和えて、最後に卵でくるんで、一丁上がり。お昼ご飯には、ホットサンドと合わせて完成。ミルクティまで入れて、ちょっと優雅な日曜日の午後を演出。
　夕飯。
　角煮はコトコトと煮込み中。頂いた桃のワインを飲んだしてまったりモード。ニコニコ動画でどんだけ組曲(とその派生品)を聞いたんだよってぐらいループ。すっかり覚えたよ。さすがに。
　角煮はまだまだ味が染みきっていないので、どうしたものかと思案中。残った1回目の煮汁が異常に美味しそうだったので、これを使って何かを作れないか思案。
　「煮込みうどんにしよう！」
　寒い季節は煮込みうどんですよ。うん。そうだ、そうしよう！
　角煮の醤油だしと煮込み終わった生姜だし。少し水で薄めてから火に掛けました。甘みを追加する為に天かすと油揚げを投入。うわー、なんだこのミラクルでワンダホーな味は！　甘みの奥にコクがある！　コクの奥に豚肉の幻影が！　うわー！
　土鍋に移して、麺と卵を投入。半熟が美しい煮込みうどんが出来上がりました。予想以上の味に、心中大絶賛ですよ。これは、オレの料理の中でも5指にはいる味！
　黄身を割って、麺に絡めた時の味が、また美味いんだ、これが！　くぅー！　とまぁ、大して腹も減っていなかったのに1人前完食。美味すぎて死亡！　苦しくて眠れなほどでしたよ。うあははは。
　肉の味と、ネギと、生姜の味が渾然一体となった幻のスープと化しております。牛肉とタマネギをさっと炒めて、そのスープと醤油を合わせれば、立派な牛丼が出来そうです。なので、残った汁はタッパーに入れて冷凍することに決定。今までなんで捨てていたんだろう…　煮汁…。