深夜にふらりとTVを見ていたらやっていたのが、この番組。爆笑問題の太田が司会で、画面に表示された写真や文章などを選ぶことによって、どのようなジャンル(写真、小説、装丁など)のセンスがあるか…という番組。
 コンセプト自体は悪くないと思うんだけど、毎回この手のヤツで思うのは「何がセンスなのか」だと思うんですよ。
 たとえば、数枚のスカイツリー写真を見せられて、どれが一番センスがいいか? と問われれば、様々な切り口があると思う。構図や、色。そして、撮影者の意図を汲み取るのもセンス。
 この時の写真選考はHIROMIXさん。賞を取ったりしてるカメラマンさんです。
 で、2問出題されて(各三枚)、2回とも「最もセンスの無い写真」を選んでしまったんですよ。ありゃー。これで、こんなんじゃ、カメラ止めたほうがいいんじゃね? と思いました。しょっくー。
 しかし、気になったので、この人の写真をググってみた所。
 「あー、私、この人の写真、嫌いだわ(バッサリ)」
 センスも、好みも合わないと言うことが判明して安心しました(笑) ← ただの強がり
 あ、問題はそこじゃなくて。
 その道の一流な人が選ぶ写真はどれか、とか。センスがある人が選んだ写真はどれか、という出題なら文句ないんですけど(専門家の過半数が選んだ写真はどれか、なら、「センス」と言い切ってもいいかな?)
 問題によっては納得できる物もあって、ほうほう、なるほどと面白かったです。
 ば、ばっかじゃないの! TV番組に本気になっちゃってサ! こんな日記書いて、自分を慰めてるんじゃ無いんだからねっっっっっ!!!!

1件のコメント

  1. D. 部屋の中には闇が広がっている。見えないが匂いを感じた。血だ。間違いない。犯人はわかった!アイツだ!間違いない!

    ちゃがま
  2. ▼ちゃがまさん
     E:あぶない、その蝶ネクタイをした子供から離れて!
     F:危ない! その言語学者を祖父に持つ人から離れて!

    千歳
  3. センスがあるかどうかはともかく、「よどんだ生臭い空気」「足下がぬれている様だ」「おそるおそる足を進めると何かが足に当たった」「何か少しぐにゃりとした物を踏んだ。まるでカエルでも踏んだかの様で気持ちが悪くすぐに足を上げる」とかですかね。
    まぁ、想定されない状況ならば(血を)触って解るかどうか(匂わずに)怪しい程度ですな。

    ちょろ
  4. ざっくりな感で言いますと…
    私がセミナーを受けた時のカメラのインストラクター(というかプロの写真家)曰く「肝心なのは撮る時に自分のポリシーを持っているかどうかであって、正解は無い。」のだそうです。
    仮に、シャッター速度や、絞りを変えた同じ風景AとBがあったとしても、どちらが正しいか…その答えは無いのだそうです。大事なのは「どっちが好きで、何故それが好きなのか」というのを明確に説明できる事が大事であって、正解、不正解を問う事はあり得ない…という見解でした。
    私も、この意見には賛成です。結局、「自分が撮りたい」と思った構図こそが正解であって、それをセンスの有る無しで片づけられるほど、芸術の世界は単純じゃあないでしょう。
    ついでに例題。
    これは、はっきり言って、文章を紐解く情報が少な過ぎです。私から言わせて貰うと、Cは説明が無駄に回りくどくて、いやらしい文章にしか見えないんですよね。それに「闇」と言っても、その場所がどこかによって、想定されるイメージは変わります。窓の無い部屋とかなら、完全なる「闇」ですが、単なる夜道とかだと、ちょっとした月明かり等で、完全なる真っ暗になる事はまずあり得ない。そうなると、Aの解でも辻褄が合う事になります。
    この例題で問われるのは、「小説家の才能」ではなくて、文章の洞察力、即ち小説家よりは「検事」や「弁護士」といった分野に向いている気がしましたね。
    全然、「ざっくり」では無くなってしまいましたね(汗)

    million_cotton
  5. 遅レスすまそ
    ▼ちょろさん
     一般人は、視覚で赤(黒)いどろっとした液体という認識が無ければ、血だって分かりませんよね~!
    ▼million_cottonさん
     写真の感じ方って人それぞれだなぁって思います。ぶっちゃけ、好き嫌いですから、好みがあって当然ですよね。
     一辺倒なセンスの押し売りは嫌いです。
     例題は、まぁ、安い深夜のバラエティですからねぇ。出題側も、何も深く考えてはいないんでしょう。

    千歳

コメントは受け付けていません。