たまりかねて、ついにドコモのスマートフォン「Xperia GX」のrootを取ってしまいました。
 すると、非常に快適。バッテリの持ちも良くなり、心なしかさくさく。どれだけ無駄なアプリがインストールされていたかが分かりますね。
 ただ、一つだけ言えることは「バックアップは確実に!」って事です。一回死にかけました。高価な文鎮を作るところでした。以前取得していたファームウェア。どこに保存してたか忘れてしまったのが原因です。
 あ、rootを取ること自体問題ないのですが、何かあったときにキャリアの保証が受けられなくなるので、覚悟が必要です(注意じゃないのかよ!)。
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 さて、rootを取ってどうなったかというと。
 ○電池の持ちが良くなった。
 これは、バックグラウンドで動いてる不要なサービスを削りまくったこと。それに伴う無駄な通信が減ったこと。特にドコモ電話帳アプリは凶悪でした。SPモードメールが溜まってくると、このアプリだけで10%/hぐらいの勢いで電池を消費し、Xperiaがホカホカのカイロになるぐらい熱くなりました。
 ○痒いところに手が届くカスタマイズができた。
 Android4系は、プロパティボタンが必要なときしか出てきません。これが面倒。常時表示にしてしまいました。ステータスバーに電池を100%表示で出したり、各種設定のトグルスイッチを付けたり。こうすることで、余計なアプリをインストールする必要が減る分、更に電池の持ちが良くなりました。
 ○なかなか対策されないバグを修正できるようになった。
 Xperiaみたいなグローバル展開している機種は、海外用の機種のパッチが出ていたりして。それを適用することでバグフィックすることができました。
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 ドコモ電話帳アプリは、SPモードメールや通話履歴をコピーする処理があります。メールの受信や、通話終了の度に動くようなのですが、これが、酷い。
 「毎回全件コピーする」
 メールが数千件溜まっている状態でも、毎回フルバックアップ。そりゃ、CPUもあっぷあっぷします! ろくにテストもしないで出荷したバカを連れてこい! もたもたしてると、東京湾にたたき込むぞ!!(榊班長)
 それ以外のアプリは、目に見えて酷いのはないのですが、それでも、コンマ数%単位で電池を食う。これを徹底的に洗い出すと、とてもスッキリ。
 おかげさまで、Xperiaがスリープ状態なら、消費電力は2~3%/hですよ。これなら、十分に従来の携帯並みの待機時間に匹敵します。夜、充電を忘れても、翌朝まで電池が残ってます。朝の通勤時間中に、触ってもないのに20%ぐらい電池が減ってる生活ともおさらばですよ! きゃっほー!
 ちなみに、ファームの上書き失敗で、一度文鎮化しました。しかし、モバイルSuicaなどのデータは問題なく使用できました(アプリによる復旧作業ははいりました)。Felicaも問題なく使えております!