APS-Cクラス随一の性能になりそうなCanon EOS 7D Mark II。もうすぐ発表? という時期が近づいてきたのか、漏れ出る情報も具体的になってきました。詳しくは、その手のサイトを見てもらうとして…。
 千歳が気にしたのは、以下の点。
 ・20.2MP APS-Cセンサー
・デュアルピクセルCMOS AF
・AFは65点、全点クロスタイプ。中央はデュアルクロス
・少なくとも中央はF8対応、更なるAFポイントがF8に対応するかもしれない。
・連写は10コマ/秒
・ISO100-12800、拡張でISO25600と51200
 Canonはここ最近は画素数を追ってませんのし、7Dは速写系ですので20.2MP辺りは妥当かと思います。70Dから採用のデュアルピクセルCMOSも当然採用でしょう。
 AFは本当にここまでのものを積んでくるか!? すごく楽しみです。実際の所、1D系のAFは非常に優秀で、×1.6のAPS-Cでこれが使いたいという声はたくさんありました。鳥や飛行機を取る人には、中央1点でもF8対応AFは有り難いでしょうね~。
 連写10コマ/秒はどうでしょうか。フルサイズで12コマ/秒を達成しているので、コストさえ気にしなければサイズの小さなAPS-Cでは難しくありません。ただ、バッテリが違うので、駆動電圧的には難しいかもしれません。この辺の折り合いはどう取るのか。AFが8コマ、非AFや絞り解放時のみ10コマ、なんてのはあるかもしれません。
 高感度はもう少し頑張って欲しかったのですが、APS-Cだとこれぐらいが精一杯かな?
 1DXは常用感度100~51200で、拡張で204800まで上がります。実際、等倍で使えるのは6400程度、縮小込みで12800程度で運用しています。画素は5184×3456でフルサイズ36mm×24mmを考えると、1辺は6.94ミクロンです。
 7D2は、20.2MPを計算すると、おおよそ5504×3669程度と考えられます。これをAPS-Cサイズ22.3mm×14.9mmで計算すると、1辺4.05ミクロンとなります。なんだ、60%近い面積を確保しているのかと思いますが、面積の場合は2乗ですので、48.16平方ミクロン対
16.4平行ミクロンとなります。なんと34%しかないんです(そもそも、フルサイズから見てキャノンのAPS-Cは38%しか面積がない)。
 ピクセル当たりの面積比でおよそ3倍で感度差が2倍。そう考えると頑張っているのか。それでもムリした数字なのか。実写の写真が出てこないと分かりませんが…。
 この高感度になれてくると、12800とか平気で使っちゃうんだよね~ ヤバイよね! 昔は1600程度でヒーヒーしてたのにさ!
 と言うわけで、9月の上旬が楽しみです。