まずは、1Dsの後継となる「EOS 5Ds」「EOS 5Ds R」の2機種。
 約5,060万画素という途方もない画素数での登場。Canonとしては初めてローパスフィルタキャンセルタイプ(Rの方)の登場です。NikonのD800/Eのように、ローパスフィルタ自体は存在するものの、それをキャンセルするような作りになっています。
 (Canonはローパスフィルターは必要と言っています)
 さて、この画素数ですが、画素ピッチ的には同社の70Dや7D2と同等となっています。5Dsは、デュアルピクセルCMOSではないようなので、多少の違いはあるものの5060万を(36×24mm / 22.5×15mm)2.56で割るとだいたい2000万画素となります。この辺から、高感度の特性が見えてくると思います。
 画素が多くなるとブレが目立つようになってくるので、この辺の対策もされてきました。ミラー制御はもちろんなのですが、ミラーアップ後一定時間後にシャッターが切れる機能を搭載。
 AFは61点で、測距輝度範囲は-2EVから。EOS iTR AFによる、顔/色情報を使用したAFも可能と言うことで、基本的なユニットは1D X譲りで、7D2の機能を少し混ぜてきた感じ。
 タイムラプス機能は地味に欲しいです(高いレリーズが不要になる)。
 それと、フルサイズ広角ズーム「EF11-24mm F4 L USM」。
 今までフルサイズ向けの最広角レンズは、シグマの12-24mm F4.5-5.6 II DG HSMでした。この広角でありながら低い彎曲で、癖はあるもののとても良いレンズです。これよりも、1/3~1段も明るく、F値通しという所に意気込みを感じます。
 Canonのズームレンズで一番広いのは(魚眼を除けば)16mmからでした(F2.8もあるけど)。この11mmという数字は、16mmのおよそ2倍にもなる画角です。
 広角になるほど、太陽などの光源が入り込む可能性が高くなるので、コーティングも重要です。最新のSWCとASCの2種類を使った唯一無二のレンズです。どれぐらい抜けが良いのか気になって仕方がありません。
 EOS M3も発表になりました。
 従来よりも少し上位っぽい感じですね。ダイヤルなんかを見ててそう思います。また、外付けEVFが装着できるようになりました。発売当初は、7D2のバッテリーグリップ同様、このEVFプレゼントが行われるそうです。欲しい人は早めに買った方がお得ですね!
 AFも3倍速くなったそうですが、こればっかりは数字を鵜呑みにで来ません。現物を試してみたいと思います。