先日自宅のPCにNVMeのM.2 SSDを導入した話を書きました。
 Windows10ボリュームのクローンを作って、空いた空間にWindows8.1を入れました。7にしなかったのは、Z170系のドライバが面倒だからと言う理由です(ボリュームライセンス+SA契約なので、大概のエディションが自由に使えます)。
 当初、とてもスムーズに動いていた(ように見えた)のですが、8.1から10のドライブを(うっかり)触ってしまったときに、エラーメッセージがポップアップしました。
 「ゴミ箱が壊れています。削除しますか?」
 一瞬で悟りました。これは、ディスクが壊れています。その証拠です。しかも、あまり良い壊れ方ではありません。
 というか、8.1と10で、NTFSのバージョンって上がってましたっけ?(7と8.xでLFSが変わったのは知ってるけど)
 その直前には、10側で、パワーマネジメントの「高速再起動のチェックを外す」の処理と、自動ログイン(netplwiz)の設定をしただけ…。とは言え、クローンを作ったときに、パーティションをいろいろいじったのも事実。これで、クローン作成時の悪いところが顕在化してしまったようです。
 何度か8.1側でchkdskが走ったり、フリーのパーティション復旧ソフトを使ってみたものの、やはり正しくブート出来るところまでは到達せず…。
 「ちゃんとインストールし直せ!」
 と言うことですね。仮にこのまま復旧しても、何か爆弾を抱えたままでイヤですから。
 幸いなことに、ほとんどの設定はバックアップを別ドライブに取っているので、復旧の手間はあっても、データがロストするのはほんの一部です(デスクトップに置きっぱなしのファイルとか)。
 ちなみに、10側のUsersフォルダ以下は綺麗さっぱり見えなくなっておりました。残念。
 OSのインストールは、古い方から!という鉄則に基づきたいところですが、パーティションの関係で、一度10を入れることにします。あと、せっかくなのでUEFIブートにします。
 8.1で8.1/10をダウンロード、ISOを作成。
 10をインストール。
 8.1をインストール。
 さっきの10を破棄して、もう一度10をインストール。
 こうしたところ、無事にマルチブート用の「ブートOS選択画面」が表示されるようになりました。しかも、この時点でBluetoothのキーボードが使えるんですよ。凄すぎてクラクラしました(ペアリングはどうなっているんだろう?)。
 必要なアプリの再インストールや、クラウドの認証を設定したら、9割ぐらい元に戻った感じ。あとは、細々直していくしかありませんね。
 (Lightroomのカタログを外部環境に逃がしていて、本当に良かった!)
 それにしても、NVMeのSSDは速いです。重量級のPhotoshopや、Lightroomが一瞬で起動してきます。RAM DISKみたいな速度で動きます。快適です。
 まだ当分先でしょうけど、HDDが駆逐され、SSDが最下層。ReRAMやFeRAMがDRAMのキャッシュになって、システム全体の性能はもう一皮むける時が来るんでしょうね。胸熱です。

1件のコメント

  1. 空母のようなSSDできたら買うかもww
    DDR-SDRAMが差し放題のPCIe-RAMDISKとかがあればアタシの購買欲を大いにくすぐるのですがw

    omote
  2. ▼omoteさん
     差し放題じゃないですけど、昔有りましたねぇ
     ACアダプタか何か繋いでおくやつ… どれだったかなぁ

    千歳
  3.  ストレージとしては高速ですが、やはりその揮発性がネックのようですねぇ。不揮発な媒体へのバックアップ/リストアの時間的コストと、停電時のデータ保持は難題だと思います。
     また、当時は32ビットシステムで、4GBを超えてメモリが使えなかったり、OSがタコで積んでも積んでも大して使わなかったりして、それなら明示的に使えるRAMディスクにした方が!と言うのもありましたが、さすがにモダンなOSは、ちゃんとメモリも上手に使うようになりましたしね。
     (最近はSSDも十分に速いので、PCIeに接続するタイプは「採算性からムリだろ、ハハー」と海外の掲示板にもありました。同感です)
     どちらかというと、不揮発なDIMMの形をしたアレがメモリとSSDの緩衝材になるような雰囲気ですね。主記憶とSSDのバッファと考えると、32GB~128GBもあればかなりシステム全体の高速化に寄与すると思います。(SWAPパーティションみたいだ…)
     十分にコストに見合う価値があれば、数世代(2~3?)先のPCチップセットでもサポートしてくると思います。
     Intel/Micronの3DXpointメモリももうすぐですね。
    このクラスがNVMeプロトコルでPCIeに刺されば、もう外部バスにぶら下がるRAMディスクは要らないかも…

    千歳
  4. そもそもSWAPがRAM領域の補完なので広大な領域を持ってる64 bit OSではRAMディスクにSWAP書き出す意味が全くないですねw

    omote
  5. ▼omoteさん
     そして、今どき16GBじゃワークにもならないw
     DDR2の密度じゃ、それ以上は厳しそうですね!
     SWAPも前世紀の遺物になりつつありますねぇ… もう、撤廃でも良いのに…

    千歳
  6. その昔 RAM disk で窓3.1動かした時の爆速っぷりには見てて笑いが込み上げましたw
    枯れたハードにとっては RAM disk 導入こそが、起死回生=一発逆転サヨナラ満塁ホームランなので
    そこを上回られるといかんともしがたいですなww
    余談ながら最新鋭のハード性能を活かしきるZFSネイティブなOSを強く推奨いたしますがww
    #こっちおいで~ww

    omote

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