買ったときの様子はこちら
 エバーグリーン(上海問屋)で購入した2,999円の骨伝導ヘッドフォン。買ってからしばらく放置していましたが、やっと自転車で使うことができました。
 

(運転者の遵守事項)
第8条 法第71条第6号の規定により、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(3) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。
ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。

 東京都の条例では以上のようになっています。
 「ヘッドフォンの有無に限らず、外部の音が聞こえない状況での運転」は条例に違反するのですが、ヘッドフォンそのものは禁止していないのです。要するに、大きな音で聞いて、周囲への注意が散漫になるほどだとNGということになります(ある程度の音量で音を聞く自由は保障されている)。
 (個人的には、この条例は、ジョギングで走っている人にも適用して欲しいです)
 なので、私も自転車で走るときは無音を正義としていました。通勤や、全力で走っているときは、スピード的にも「より」周囲への注意が必要なのもあって、音楽なんてなくてもいいのですが。ポタリングでのんびり走っているときは、やっぱり軽く流れていると、気分的にも違います。
 かといって、私の持っているヘッドフォンと言えば、カナル型のSHURE E4C。ぶっちゃけ、装着すると、外音なんてほぼ皆無という環境になってしまう超絶遮音型イヤーパッドです。これは、怖すぎて自転車に乗るとかいう状況ではありません。
 音漏れする安いのを買ってもいいのですが、昨今の自転車事情。警察に止められると、いろいろ面倒そうです。
 「そうだ! 耳をふさいでなければいいじゃん!」
 こんな経緯から購入したわけです。
 音質は「ゴミ」です。1000円で売ってる普通のインナーイヤー型にも劣ります。骨伝導型はそもそも高音質に向いていません。なので、「鳴っていればOK」という感覚が必要です(高級型でも)。
 耳が空いているので、周囲の音が大きいときは、ほぼ聞こえません。この状態でも音楽が聴けるように音量を上げると、普段から爆音を漏らして走ることになります。お勧めできません。
 ポタぐらいのスピードなら、風切り音は無視できます。ちょっと上げていくと、風切り音が大きくなりますが、骨伝導のアシストで「何となく聞こえている」気がします。
 結論として、のんびり長時間を走るなら、これぐらい緩い音楽はあってもいいんじゃないかと思います。
 骨伝導は音が漏れるし、音質も悪い、と理解していれば値段なりには使えると思います。期待して買うと裏切られる、そんな商品だと思います。
 (ヘッドフォンに類するもの、音楽を聴きながら自転車に乗ることそのものを極端に嫌がる人もいるので、注意が必要です)

1件のコメント

  1. ドイツは朝ですw
    骨伝導を研究している人曰くでしたが・・・
    基本的に「聞こえているように感じるための媒体」というのが表現としては正しいそうです
    なので直接鼓膜に届ける音と比較するのは、元々無理があるようですw
    ついでに皮膚及び皮下組織が薄い場所を狙ってあてるとイイらしいので
    耳骨付近にこだわらず頭頂部や額なども探るとよいそうです
    もっとも製品の姿しだいでしょうがw
    アタシは屋外など現場作業で通話がスムーズにできる咽喉マイクと
    骨伝導スピーカを組み合わせたヘッドセットがあるとほしいと思います

    omote
  2. ▼omoteさん
     グーテンターク!
     鼓膜をふるわせるのと、骨伝導では、音の伝わる速度も違いますしねぇ
     淫行マイク(違)の発音はどうなんでしょうね。
     うるさい店内などで聞き取りやすくするために、骨伝導スピーカー併用の仕組みは割とポピュラーですが。

    千歳
  3. 咽喉マイクと骨伝導のヘッドセットは、ミリタリー方面でもよく使われているようです。
    サバゲ用とかに使ってる人いるよー。

    ちゃがま

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