先日撮影してきたスタジオの方からお褒めの言葉を頂きました(伝聞)。白はともかく、黒バックでしっかり黒を出せるはスゴイ、とのこと。と言うわけで、私が取った写真が、そのスタジオのサンプル写真として使われるみたいです。わーい。伊達に、黒バック(と言うか真っ暗な)ライブハウスで撮り慣れてないぜ! 俺!
 でまぁ、他の方が取った写真を見せてもらったんですけど…。上手、下手以前に、なんでストロボ撮影なのに「オートホワイトバランス」なんだ? 黒バックに「なんでプラス補正」なんだ? と、頭の中が「?????」になってしましました。
 背景や光線状態が変わる状況ならオートホワイトバランスでいいんですが、背景が単色だったりすると、微妙な色の違いがとても気になってきます。また、フラッシュの光のタイミングでカメラが「(光る前だと)太陽光」と感じたり、「(光ってたら)フラッシュ光」と取ったりして、ものすごく色が転びます(地明かりや定常光とフラッシュの光では色温度が違うことが多い)。本来ならグレーカードで調整するんでしょうが、それもなかったら、「太陽光」とか「フラッシュ光」で固定させてしまうことです。一定方向に転んだ色はレタッチで何とかなりますから。
 あ、そうそう、普通、そう言うスタジオだと、発光量や、それに合わせた設定値を教えてくれます(でなきゃ、フラッシュメーター(露出計)を貸してくれるでしょ)。その値が露光の標準となるので、絞りたければシャッタースピードを落とし、開けたければシャッタースピードを速めます。外部フラッシュにも同調速度があるので、あまりシャッタースピードに余裕がありません。ISOいじったりしてテストしましょう。
 あと、露出補正の基本ですが、カメラは18%グレー(ちょっと暗い肌色ぐらい)を基本に考えます。それより明るいものは実際より暗く、暗いものは明るく写ります。ですので、黒いものはマイナス補正、白いものはプラスに補正します。
 とかいっても、カメラによってこの補正量は違うので自分のカメラで慣れるしかないですねぇ。
 スタジオのストロボなんて使う人はそうそうは居ないと思いますが、知っておくと現地で慌てなくて済みますよ!
 RIFA(蛍光灯)な所が増えてますけどね…。