久しぶりの雨もあって、バスが大幅に遅れていたんですよ。20分ぐらい。
 ぼーっと待ってても一向に来ない。通常の4本分の時間を待ってると、ようやく来ました1台目。さすがにこれは満杯で乗れない。続いて2台目。何とか先頭の扉の裏側に隙間を見つけて滑り込みセーフ。バス停にはまだまだ長い行列が出来ていましたが、もうどうすることも出来ないので2台目も出発。
 先行する1台目のバスが、次の停留所に停車。降りる人が居たんですね。2人降りて、2人乗るという感じ。私の乗る2台目のバスは、そこに降りる人が居なかったので、速度だけ落とし運転手は「後続のバスが来ています。満員で乗れませんので、次のバスをご利用下さい」と外のスピーカーに告げました。
 すぐ先の信号で止まり、青に変わって発信しようと少し前に出たときでした。スゴイ勢いで扉を叩く音が。
 バスの前に荷物を放置し、(車道に出て)運転席側に回ると、ひたすら文句を垂れ流します。なぜ俺を乗せないんだ。なぜ止まらない。なぜ! なぜ! コノヤロー!
 雨振ってるのに、ご苦労様です。
 バスも、荷物を踏んで進むわけにも行かず、交差点内で立ち往生。
 何分か話が続き、文句を言っている人は、車体を蹴る蹴る。うわー。
 最後、恨めしそうに乗客を睨み、その男は大きくタイヤに蹴りを入れて去っていきました。いや、俺等にそんな顔されてもさ。困るんだよね。
 運転手も、いろいろ言いたそうな顔してましたが、何せ遅れて満員のバス。まずは駅に向かって走り出しました。
 サイドミラーから見てましたが、その男がバス停に戻る途中に、後続のバスが2台ほど通り過ぎてました(ほとんど繋がってたので)。短気は損気ってヤツですね。
 私も、おかげさまで結構な遅刻になりました。トホホ。