秋葉原のツクモexでデモがあったので見に行ってきましたよ。
 AMD社長に会えるかと思ったけど、残念ながら姿を見ることはできませんでした。似非外国人風の日本語が聞けると思ったんだけどねぇ。司会はいつものAMDのカッコイイ兄ちゃん(広報の人かな)でした。
 勝負は、ボリュームゾーン(価格にして25000円前後)同士。CPUとマザー以外は同一構成。(Athlon 64 X2 4200+(2.2GHz,L2 512KB×2)とCore 2 Duo E6300(1.86GHz,L2 2MB))
 Core 2 Duoの良いところ
整数演算が速い。
メモリアクセスは早くないけど、巨大なL2キャッシュで結構隠蔽できてる。
ピーク時でもあまり消費電力が上がらない。
32bit環境が得意。
案外クロックが低い
 Athlon 64 X2の良いところ
浮動小数点演算が速い。
メモリアクセスが早い(さすがにメモリコントローラーを乗せているだけのことはある)
アイドル時の消費電力はCore 2 Duoよりも低い。
64bit環境は圧勝。
E6300より実クロックが高い。
 ハイエンド同士での比較ではやはりCore 2 Duoが優位なんですが、そのイメージがボリュームゾーンまで含めて形成されているのをAMDは払拭したいようです。イメージって怖いですね。
 千歳的に考えてみると、「処理能力/実勢価格比」って実は同じぐらいで、どっち買っても良いのではないかと。AMDはsoketAM2でマザーが4層でも作れるようになり、かなり安価になってきました。

 Intelの方が上位と下位でクロック差が大きい。
消費電力は、AMDのCPUはアイドルが低い。TDP65WのEnergy Efficientタイプならピーク時でもCore 2 Duoと良い勝負なのでは?
現リビジョンのCore 2 Duoは64bit処理が上手ではないので、Vistaなどで64bitを使うなら必然的にAMD。今後のリビジョンで処理系が強化される可能性があるので注意。
 てな感じですかね。

1件のコメント

  1. 私的にはAthlonが作った「クロックが低くても性能が高い」と言うのがPentium MやCore 2に有利に働いて皮肉なもんだなと思ってます。
    トータルコストで見るとM/Bの価格分AMDの方が有利なのかなと。
    以前のようなAMD不安定イメージは無くなりましたし、逆にIntelの方が色々チップセット周りで物議を醸し出すことが多いですから。

    ちょろ
  2. Athlonの基本設計はK7ですからね。当時から、Pentium2/3に比べてもIPCが高いことをアピールしてましたから、よく頑張ったと思いますよ。(基本思想はK5〜K6辺りから変わってませんしね) K7は元DECのalpha設計の人じゃなかったかなぁ〜
    演算器もう一つ増やして、パイプラインを最適化すれば、同じ程度のパフォーマンスを出せると思いますが、そんな小手先の仕様変更はしないでしょうし、今はDSP取り込むのに大変でしょうから、当面は、クロックの向上と、プロセスの微細化で対応でしょうねぇ。

    千歳
  3.  実はCore 2 Duo(デスクトップ向け)って、SpeedStepで電圧を変更しない(クロックのみ)なので、省電力効果がCnQに負けるのですよ。アイドルはそこが効いているのではないかと思っています。
    #テロ小説の案では、自分の考えているほうが面白いやも(ぉ 。“蟹LANチップのファームに隠れたコードが埋め込まれていて、テロリストの手により蟹LAN搭載PCがゾンビPCとして乗っ取られる”というテーマです(笑)。……蟹って会社が取材を受けないので、シェアのでかさの割にわからないところが多いので、ベタSFネタにはぴったりの存在です(ぇ〜

    橋本 新義
  4. え?蟹チップ同士ってナイショの連携機能があるんで、世界中の蟹チップが通信し合って、ひとつの巨大な脳として機能して自我が生まれるんじゃないんですか?

    ちゃがま

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