IPv6を使いたいの続きです。

IPv6オプションを使用するプランでプロバイダの申し込みをする場合、同時にNTTのお客様番号とアクセスキーが必要になります。これは、この番号を使って、プロバイダとユーザーの紐付けをNTTに依頼するからです。
その為、IPv6オプションを行っている状態でのプロバイダの引っ越し(移動)は、少し面倒になります。
(紐付いたまま、新プロバイダに申し込みすると「既に紐付いています」と怒られて、契約できません)

基本的には、以下の手順となるようです。
多くのプロバイダがIPv6オプションのみの解約を行っていないからです。

一時的に不通が発生するパターン

1)現プロバイダの解約申請をする
2)解約を確認する。
3)新プロバイダの申請をする
4)開通を確認する

この場合、解約から新規契約までの間、インターネットへ接続できない時間が発生します。

 

インターネット接続優先パターン

1)現プロバイダの解約申請をする
2)お試し接続や、格安のプロバイダを新規契約する(IPv6オプションなし)
3)開通を確認したら、接続先を切り替える。
4)現プロバイダの解約を確認する。
5)新プロバイダの申請をする
6)開通を確認する
7)お試し接続や、格安のプロバイダを解約する

手順は増えますが、インターネットへの接続できない時間が発生しません。
多少手間と、場合によっては費用が必要になります。

 

自らv6オプション解約/申請パターン

もう一つは、フレッツ・v6オプションを自ら解約する方法です。
116への電話または、フレッツ・スクウェアからv6オプションを外すと、プロバイダとの情報も削除されます。その後、v6オプションを追加すれば、プロバイダに紐付いていない状態にする事が出来るため、新プロバイダへの申請を行うことが出来るようになります。
(v6オプションを追加する場合、フレッツ・スクウェアなら無料、116なら有料)
この間、v4での通信(PPPoE)には影響ありませんので、従来通り通信を行う事ができます。

1)フレッツ・スクウェアからv6オプション解除申請を行って、1時間ほど待つ
2)フレッツ・スクウェアからv6オプション申請を行う
3)新プロバイダの申請をする
4)開通を確認したら、現プロバイダの解約申請をする

v6オプションの付け替えに1時間程度掛かりますが、意図した日に切り替えることができます。非常におすすめな方法です。

現在、まだv6オプションを付けたままプロバイダを変更する人が少ないため、自動的に手続きできるようになっていません。しばらくしたら、この辺も改善されるでしょう。

フレッツ・スクウェアは、現在回線認証のため、自宅の回線の場合出先から変更を行うことが出来ません。以前は、IDとパスワードだけで出来たんですけどね。

 

IPv4はPPPoE接続のため、IDとパスワードで認証します。逆を言えば、複数のアカウントを持てば、(セッションの許す限り)同時利用も可能という事です。
IPv6はIPoEの為、回線認証となります。ルーティングを予め紐付けておく必要があるんですね。
フレッツ・スクウェアで切り替えられるようになるといいなぁと思います。
(一部のプロバイダでは、オンラインでIPv6系のオプションを外せるところもあるようです)

1件のコメント

  1. ピンバック: IPv6を使いたい!(その3) | FreeHOUSE 千歳忍BLOG

コメントは受け付けていません。