公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 道主を囲む会 (2007/12/15記)
 平成19年12月9日(日曜日)、茨城支部道場に於いて「道主を囲む会」が開催された。
この会は植芝守央道主をお迎えして、茨城県合気道連盟・茨城支部道場・茨城支部道場OB会共催の恒例行事であります。10時30分より、合気神社において、平成19年最後の月例祭が執り行われた。その後、合気神社境内にて参加者全員で記念撮影をした。
 正午から、茨城支部道場において「道主を囲む会」が始まりました。来賓とOB会員を含め100名を超える参加者で熱気に包まれる中、茨城県合気道連盟 島田会長の開会の挨拶に始まり、続いて、道主から、「本日はこのような会を催して戴き、有難うございます。今年一年の平穏に対する感謝と、来年に向けて皆さんと共に合気道の更なる発展に頑張りましょう」との決意が述べられた。次に山口伸樹笠間市長、常井洋治県議会議員の祝辞と続き、海老沢五郎OB会長代行の音頭で乾杯した。その後、額賀福志郎衆議院議員、長谷川大紋参議院議員からの祝電が披露された。県内の15の支部・道場から、近況報告と来年の抱負が語られ、OB会員からは、開祖の思い出や往時の厳しかった稽古の様子などが語られ、熱心に耳を傾けていた。愉快で・楽しく・和気藹々とした雰囲気の中、磯山茨城支部道場長代行の閉会の言葉で、午後二時に会は終了した。
 道主特別講習会 (2007/10/15記)
 9月15日16日両日、開祖ゆかりの地、岩間(現笠間市)の(財)合気会茨城支部道場にて道主特別講習会が開催された。
 講習会は今年で三回目になり、北は北海道から南は九州まで、三段以上約100名が参加した。
 初日、参加者はまず、合気神社を参拝し、道主をお迎えして全員で写真撮影を行った。
 講習会は午後1時から3時までの2時間、植芝守央道主による指導が行われた。
一日目の講習会は基本動作である入身と転身を活かした動きをテーマとされ、基本技を中心に熱心な指導が行われた。講習会の中で道主は技における基本動作の重要性を繰り返し語られ、熱心な指導が行われた。
 講習会終了後、午後6時から茨城支部道場内で道主を囲んでの親睦会が催された。
茨城支部道場の大和田師範の司会で進められ、稲垣繁實実行委員長、磯山博茨城支部道場長代行、永井久笠間市長公室長が挨拶された。
 続いて道主が「日本各地からたくさんの方々にお集まりいただき、大変嬉しく思います。本日は大いに親交を深めていただきたいと思います。」と挨拶された。
 その後、海老沢五郎茨城支部道場OB会長代行、島田栄茨城支部道場相談役らが、茨城支部道場や開祖の昔話などを語られ、参加者は開祖ゆかりの道場で親睦を図った。
 二日目の講習会は午前10時から正午までの2時間、道主による指導が行われた。
 講習会は転換を活かした技と、後半は後ろ両手取りからの技を指導された。
 稽古の最後には道主から幼少期の開祖との岩間での思い出や、合気道の歴史などを話され、参加者一同が聞き入っていた。
 二日間の講習会は怪我人も出ず、無事終了した。
 平成19年度 合気神社例大祭 (2007/6/7記)
 「合気道の輪、世界の国々へ」道主挨拶
財団法人合気会は四月二十九日、午前十一時から合気神社で「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」を執り行った。当日は全国から千三百名を超える参拝者が集まった。合気神社大祭は修祓に始まり大祭祝詞、植芝家を始め各界代表の玉串捧奠が行われ、参拝者全員で神言を奏上した。その後開祖・二代道主慰霊祭に移った。慰霊祭は祖霊、開祖、吉祥丸二代道主慰霊祭祝詞の後、植芝家、門弟代表、合気会役員代表、開祖所縁の参拝者、二代道主所縁の参拝者、参拝者代表による玉串奉呈の後、天津祝詞が奏上された。続いて、植芝守央道主が「本日はご多用の中このように大勢の皆様に合気神社大祭、植芝開祖ならびに植芝吉祥丸二代道主慰霊祭にご参拝を賜りまして心から感謝を申し上げます。開祖が亡くなられて三十八年経ちます。その間吉祥丸二代道主を中心に先達の方々が普及を心掛けられて現在九十か国にその輪が広がってきております。吉祥丸二代道主が亡くなられて八年、この間さらに合気道の輪が地球の隅々の国々にまで幅広く普及してまいりました。国内外を回って肌で感じ非常に嬉しく思った次第でございます。これからもこの開祖が創られた素晴らしい合気道を日々の稽古を大切にし、そしてしっかりと修業し、皆様方と共にもっともっと大きくすることを先ほどお誓い申し上げました。本当に今日は皆様ありがとうございます」と主催者挨拶を述べた。このあと、道主による奉納演武が社殿で行われ、午後十二時半、祭典を終了した。その後、直会が開かれ、植芝道主の挨拶、続いて財団法人合気会の役員を代表して米持英夫専務理事、来賓を代表して山口伸樹笠間市長と真砂充敏田辺市長の挨拶があった。更に、磯山博茨城支部道場長代行の音頭で乾杯が行われ、懇親会へと移り大いに盛り上がった。
 合気神社大祭前の清掃奉仕に六十二名 (2007/5/31記)
 合気神社大祭前の清掃奉仕作業は、四月二十二日午前九時から行われた。本部道場、茨城支部道場、航空自衛隊入間基地合気道部、合気道自然館、取手支部、鯉渕学園合気道部等から六十二名の参加があった。神社境内の清掃、神社・道場の周りの草刈り、枝落としなどを実施し、作業は午後三時に無事終了した。奉仕作業に参加された皆様に心から感謝申し上げます。
 鏡開き式 (2007/2/5記)
 平成十九年度、最初の合気神社月例祭は一月二十一日午前十一時より執り行われた。植芝守央道主は神社拝殿において祝詞を奏上し、約百名の会員と共に参拝をした。引き続き正午から「鏡開き式」が茨城支部道場で開催された。笠間市長公室長永井氏、額賀福志郎衆議院議員秘書荻津氏、狩野安参議院秘書池田氏、道主夫人、本部指導部、スウエーデン武道連盟ウルフ・エバナス氏、全国高等学校合気道連盟会長平澤氏、茨城支部道場役員、OB会員と県内十五道場の代表者が参加し、稲垣総務部長の司会で進められた。先ず始めに道主より「開祖が創始され、二代吉祥丸道主が大きく普及された合気道の輪を広げていくことが私の責務だと思っております。日々の稽古を大事にし、今年も皆様と共に頑張っていきましょう」とご挨拶を頂いた。続いて磯山道場長代行は「今年も道主植芝守央道場長の意を体し、合気道の道統の確立の為、正しい合気道の普及と発展に努めるよう、本部と茨城支部がしっかりと連携していきたいと思います」と挨拶があった。次いで笠間市長代理、永井市長公室長の祝辞が述べられ、奉納された二斗樽の鏡割りのあと、大澤勇人合気会総務部長の音頭で乾杯した。指導部及び会員のご婦人方の手料理と樽酒と御汁粉に舌鼓を打ち楽しい語らいのうち、午後二時散会した。
 新春道言 (2007/1/10記)
新春道言合気道道主 植芝守央 
 明けましておめでとうございます。通り過ぎた年月に後悔、反省はあっても、これからスタートする新たなる年に夢膨らませたいものです。昨年一年間の合気道の活動は、例年通り数多くの講習会、演武大会が国内外で行われました。
和を尊ぶ精神を
 海外では本部からの派遣だけでも六十回に及び講習会、巡回指導が行われました。これまではどちらかというと欧米主体でしたが、ここ十年、東南アジア、東欧の国々においても非常に盛んになっております。そして、そのどの国々、地域においても合気道の輪は着実に広がり、定着し、勢いを感じる事が出来ました。セルビア合気道連盟の依頼で本部道場師範が指導中、モンテネグロが独立する(六月三日)という場面に遭遇し、独立間もないモンテネグロの首都となったポドゴリツアでも二日間講習会を行うこととなりました。またイスラエルにおいても七月にレバノンとの戦争が勃発し、八月に予定されておりました講習会も中止せざるを得ないところでしたが、幸いに講習会の二日前に停戦となり、予定通り講習会が行われ、中には戦地から直接参加した人もいたとのことでした。このように世界の情勢を強く反映した国での講習会は、指導者側も参加者も特別な思いがある講習会となったと思います。どのような状況下であっても講習会の会場に足を踏み入れれば、その時だけは政治的なものも宗教的なものに囚われず、稽古を通して和を尊ぶことが出来るという事は合気道の精神をもっとも反映しているふさわしい場面なのかもしれません。
世界に広がる裾野
 私自身オーストラリア合気会四十周年、アルゼンチンとブラジル(初回)の講習会にその地を訪れました。オーストラリア、アルゼンチン共に十年ぶりの訪問となりましたが、その参加者は六百名、八百名とそれぞれ十年前の二倍になっておりました。また、ブラジル・サンパウロでの講習会には植芝吉祥丸二代道主が十七年前に訪問し行われた講習会の参加者の十倍である約二千名が集まり熱気に包まれました。合気道の裾野の広がりを実感することが出来た訪問となりました。
若い力を育てよう
こうして海外の普及を実感することで国内での合気道の更なる充実の必要性を感ぜずにおれません。基本の動き、基本の技の大切さを常に言っておりますが、普及という事においても同じ事が言えると思います。日本で生まれた合気道が世界中に広まる事はよいのですが、日本での幅広い普及と充実をないがしろにする事があってはなりません。このことは日本の文化全般に言えることだと思います。日本人が日本人として日本の文化を身につける事こそ今最も必要なのではないでしょうか。それには地域に根ざした普及と中学生、高校生へ正しく浸透させることです。何故なら、いくら良い指導者がいても将来を担う若年層の力がなければ将来の充実には繋がらないと思うからです。
国内の更なる充実
 それと同時に、先達が築き上げたものを大切にする心を育てることは、合気道はもとより日本の文化を大切にすることでもあると思います。そして、合気道においても歴史を重ねて行けども、先ずは開祖が何を考え、何を望みこの武道を創り上げたのかを常に考えていく必要があると思います。そして、合気道が今日あるのは、開祖植芝盛平翁が創始した素晴らしい合気道を吉祥丸二代道主を中心にした先達が心血を注ぎ、道に発展に取組んできた結果だと言う事をしっかりと踏まえておかなければなりません。その上で、先達が築いてくれた礎を守り、伝えていくことこそ現在(いま)自分がやるべきことと捉えています。その事を常に自分の心に留めて、国内の更なる充実を新しき一年の目標として進んでまいりたいと思います。今年は亥年、この目標に向かい、思慮分別を持って猪突猛進です。
 道主を囲む会 (2007/1/10記)
 平成十八年最後の合気神社月例祭は十二月十日午前十時半より執り行われた。植芝守央道主は神社拝殿において祝詞を奏上、百二十数名の会員と共に参拝をした。続いて正午から恒例の「道主を囲む会」が茨城支部道場で開催された。取手支部保坂氏の司会で進められ、島田栄茨城県合気道連盟会長の開会の挨拶の後、植芝道主から「本日はこのような会を催して頂きありがとうございます。これからも本部と茨城支部がしっかりと連携していきたいと思います」と挨拶があった。次いで山口伸樹笠間市長、橋本昌茨城県知事、狩野安参議院議員、常井洋治県会議員の祝辞が述べられ、磯山博茨城支部道場長代行の音頭で乾杯した。囲む会にはOB会員と県内の十六道場が参加、各道場から近況報告と来年の抱負が述べられた後、午後二時散会した。
以前の記事はこちら

 
公益財団法人合気会 茨城支部道場
TEL 0299-45-6071
〒319-0203 茨城県笠間市吉岡27-1
お問い合わせはこちら