公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 茨城支部道場 2014 大祭 (2014/6/30記)
 「合気神社大祭」と「開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭」は四月二十九日午前十一時より、茨城県笠間市(旧岩間町)の合気神社で執り行われた。当日は千五百名近くの参拝者が集まった。
 植芝守央道主より「本日はご多用の中、合気神社大祭と開祖・吉祥丸二代道主慰霊祭にこのように多くの方にご参拝賜り、心から厚く御礼申し上げます。開祖が亡くなられて四十五年、吉祥丸二代道主が亡くなられて十五年の月日が経ちました。今では多くの国々に約百カ国近くまで広がってきております。私どもは開祖の創始した素晴らしい合気道をしっかりと後世に伝えていくのが役目だと思っております」と挨拶。
 この後、植芝充央本部道場長代行と植芝道主による奉納演武が行われ、午後十二時半祭典を終了した。
 鏡開き式 (2014/2/28記)
 平成二十六年最初の合気神社月例祭は、一月十九日に行われた。植芝守央道主は神社拝殿、道場にて祝詞を奏上し、鏡開きに訪れた会員達と主に参拝した。正午より茨城支部道場で開催された「鏡開き式」は、飯島悦男茨城県合気道連盟理事長の開会の挨拶の後、道主より年頭の挨拶として「基本を大事にしてしっかりと稽古をしていきたいと思います」と述べた。
2014茨城支部道場鏡開き
 続いて、磯山博茨城支部道場相談役、山口伸樹笠間市長、小薗江一三笠間市議会議長、常井洋治茨城県議会議員、村上典夫茨城県議会議員、額賀福志郎衆議院議員(代理=秋山太三秘書)、上月祐参議院議員(代理=先崎隆太郎秘書)、藤枝一弘茨城支部道場顧問より来賓挨拶、祝辞があり、来賓紹介の後、鏡割りが行われた。藤枝顧問の乾杯の発声があり、会は和やかかつ賑やかに行われた。
 茨城支部道場で「道主を囲む会」 (2014/2/28記)
 平成二十五年十二月二十二日、同年最後の合気神社月例祭が執り行われた。植芝守央道主は合気神社にて祝詞を奏上された。茨城支部道場や茨城県連盟の多数の道場から約百名が共に参拝を行い、その後記念写真の撮影が行われた。
 続いて、茨城支部道場にて恒例の「道主を囲む会」が開催された。まず主催者の藤枝一弘茨城県合気道連盟会長が挨拶を行った。そして、来賓として上月良祐参議院議員、飯島勇笠間市教育委員会教育長、山口伸樹笠間市市長、常井洋治茨城県議会議員が挨拶を行われた。その後、道主が一年を振り返られつつ挨拶をされた。
 乾杯に際しては、磯山博茨城支部道場相談役が音頭をとり、参加者一同が和やかで楽しいひとときを道主と共に過ごしていった。
一歩ずつ、着実に
 新春挨拶 (2014/2/14記)
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 目まぐるしく変わる世の中の動きの中で押し流されるように過ごし、又、1年の早さに加速を感じながら、今年も平穏に、新年を迎える事が出来ました事を大変嬉しく思います。
 昨年の夏の猛暑、局地的豪雨、竜巻、大型の台風など自然の猛威に襲われたのは日本だけではありませんでした。こうした自然災害に遭われた方々を思うと、無事に新しい暦をめくれる事は本当にありがたく、幸せな事と思います。
 近年のお正月、特に都会では、晴れ着での初詣姿もほとんど見られなくなり、町は元旦から賑わい、新たなる年の始まりを感じにくくなりました。しかし、私は多くの会員の方々と厳かに越年稽古を行いながら元旦を迎える事が出来ます。元旦0時に「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶を交わし合うことが出来るのは、気持ちの引き締まる、まさに大晦日からお正月を迎える極上の間と言えましょう。
合気会道主画像
合気道道主 植芝守央 
 昨今、登録道場、大学合気道部で50周年を迎えられる所が多くなってまいりました。ふと50年前の合気会はどのような年だったのか振り返ってみました。
 50年前、昭和39年は丁度東京オリンピック開催の年でした。武道としてオリンピックの種目になったのは柔道ですが、剣道、弓道、相撲の各種目もデモンストレーション種目に、日本伝来の「武道」として参加していました。その場所は毎年5月に「全日本合気道演武大会」が開催されております日本武道館です。1月号の合気道新聞には「合気道界も本年は、これらの国技の活躍以上に国内外へ、その翼をおおいに拡げ、合気道の世界的飛躍の為の前進が期待される」と記されています。その当時、翼を広げていたのは世界およそ6カ国でしたが、現在では世界95カ国を超す幅広い年齢層の方々が修業されております。
 この50年間の合気会は当時には想像もつかないほどの広がりを見せています。その反面、日本における一般社会の認識度は同じように飛躍的に上がったでしょうか。答えは「否(いな)」です。
 平成24年度から中学校武道必修化にともなって、その選択肢の一つである合気道ですが、取り入れられた中学校は全国で約40校というのが現状です。指導法、実技指導により、武道必修化に対応するべく指導者の充実を図っていく事を期待する一方、教育に携わられる方々へしっかりと認識していただけるようにならなくてはいけないと痛切に感じております。
また全国高等学校合気道連盟においても、やはり合気道が試合を行わない武道である事を学校関係の方々に理解していただかなければならない事も課題の一つと思います。スポーツと武道の違いをより多くの方々に認識していただけるよう努めなければいけないと痛感しております。
 時代の流れに押し流され、スポーツ化、競技化してしまっては、それはもう合気道ではなくなってしまうからです。合気道を一般に広く浸透させるため、普及するために、本質を決して曲げてはならないのです。
 平成25年11月3日、合気道の普及振興の功により公益財団法人理事長として栄えある藍綬褒章を拝受いたしました。
 歴代の道主三代にわたる褒章受章という栄誉を授かることが出来ましたのは、合気道という「道」と、昭和50年代から急速に大きくなった「組織」を吉祥丸二代道主からしっかりと受け継ぎ、世に広めてきた事を認めていただけたという受賞であり、大変光栄に思っております。そして、合気道に関わる皆様のお力添えのおかげと心より感謝いたします。私自身、なお一層修業し、次世代の方々に合気道の基本理念と、合気道の魅力を伝え、正しく道を伝承し、正しい認識を広げていきたいと思っておりますので、今後ともこれまで以上に盛り立てていただければこれ以上嬉しい事はありません。
 一歩ずつ着実に、焦らずゆっくりと突き進み、積極的に取り組んでまいりますので、今年1年、よろしくお願い致します。
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