公益財団法人合気会 茨城支部道場
 
 
 茨城支部道場稽古再開のお知らせ (2020/6/2記)
茨城支部道場は、5月25日の緊急事態宣言の解除に伴い稽古を再開いたしました。
 茨城支部道場稽古自粛のお知らせ (2020/4/19記)
茨城支部道場は、新型コロナウイルスの感染拡大で、緊急事態宣言が出されたことを受け4月13日から全稽古を自粛いたします。
 合気神社例大祭 中止のお知らせ (2020/4/7記)
4月29日に行われる予定でした
「合気神社例大祭」は新型コロナウィルス感染拡大防止のため
開催中止とさせていただきます。

合気道道主 植芝 守央
 茨城支部道場鏡開き式 (2020/2/1記)
茨城支部道場鏡開き式
 茨城支部道場鏡開き式が1月19日正午より茨城支部道場にて行われた。植芝守央道主、植芝充央道場長はじめ、同道場会員、茨城県合気道連盟傘下13道場会員はもとより本部道場会員からの参加もあり総員約130名の式となった。
 式に先立ち今年初めての合気神社月次祭が執り行われ、道主の祝詞奏上のもと参加者全員が参拝し気持ちを新たにした。
 鏡開き式は始めに道主による年頭の挨拶があり、「現在合気道が世界140の国と地域に広がっているのは開祖植芝盛平翁の創始した素晴らしい合気道を先達の方々から現代にいたるまでしっかりと真摯に取り組んで歩んでいるからだと思います。これからは、この素晴らしい合気道を次の代へしっかりと良い形で伝えていくことが今の稽古に精進している私共の責務だと思います。そのために、今年一年も日々の稽古を大切にし、しっかりと前を向いて皆さんと歩んでいきたいと思っております」と述べられた。
 続いて磯山博茨城支部道場相談役より「昨年は茨城国体が開催され、山口笠間市長のご理解とご支援、また皆様の熱意により演武会を茨城支部道場の敷地内で盛大に実施できたことは非常に喜びに堪えません。そして、今日このように大勢の方が集まって鏡開きを実施できるというのは、70年前、多くの人が集まっているのを大変喜んでおられた開祖へのご恩返しにもなると思います」と挨拶があった。
 来賓として額賀福志郎衆議院議員、近藤慶一笠間市副市長、常井洋治茨城県議会議員・茨城県合気道連盟会長、村上典夫茨城県議会議員が来場し祝辞を述べられた。
 その後、道主、額賀衆議院議員、近藤副市長、常井議員、村上議員が参加者の「よいしょ」の掛け声とともに鏡開きを行い、飯島悦男茨城県合気道連盟理事長の乾杯の発声とともに直会に移った。直会は各団体の紹介を交えてにぎやかに進行し、最後に植芝道場長が「今年は国際大会もあり、また全日本演武大会も高崎で行われます。いつもと違う形で行われますが、皆様の力をお借りしていい大会にしていきたいと思っております」と挨拶され、平澤憲次全国高等学校合気道連盟会長の挨拶の後、式は和やかに終了した。
心を一つに
 新春挨拶 (2020/2/1記)
合気道道主 植芝守央
合気道道主 植芝守央
 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 御代変わりが行われ、平成の元号から令和となり初めて新たなる年を迎えました。恒例の越年稽古を行なう中、これからの平穏と安寧を強く願いながら、皆様と新年のご挨拶を交わすことが出来ました。
 昨年も日本では「記録的な」という言葉が付いた大雨、大型台風の災害により、心を痛めることが多い年でした。世界に目を向けても良い方へ心打たれる事が少なかったと感じております。
 そのような世情の中、合気会は国内外の講習会、記念演武会などの行事を無事にすべて成功裏に1年を終えることが出来ました。
 昨年、60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典である全国健康福祉祭=ねんりんピックが和歌山県で開催され、合気道開祖植芝盛平の生誕の地、田辺市紀南会館で合気道の交流大会が開催され、各都道府県・政令指定都市の体育連盟からの参加者により演武が行われました。60歳以上とはいえまだまだ元気。人生100歳時代と言われておりますので、生涯武道として合気道を続けていただけたらとの思いを強くいたしました。
 今年東京では、前回開催から56年ぶりにオリンピック・パラリンピックが開催されます。前回よりもはるかに多くの選手団、観客が世界中から東京に集まることが予想をされます。前回開催時に建設されました日本武道館も昨年9月より改装工事に入り、今年のオリンピック・パラリンピックの武道競技を行うために準備をしています。そのため第15回大会から日本武道館で開催しておりました全日本合気道演武大会ですが今年は第58回大会を高崎市高崎アリーナでの開催となります。例年とは少し開催形式も異なることが予想されますがこの演武大会への気持ちは何ら変わるものではありませんので皆様へのご協力をお願いいたします。
 オリンピック・パラリンピック開催後、第13回国際合気道大会が東京代々木の青少年オリンピックセンターで行われます。
 現在、合気道は国内外140の国と地域で開祖植芝盛平翁の技と哲理が理解され、多くの愛好者が稽古に励んでいらっしゃいます。世界中の人口は77億人近いといわれておりますが、150万人とも言われている方々が合気道の稽古に励まれ、その中で同じ道場で互いに稽古に励むということがいかに偶然であり、稀なる素晴らしい出会いと言わざるを得ないのです。
 今年開催されます国際大会においても同じことです。4年ぶりの再会もあれば新たなる出会いもあります。世界から国、人種、宗教の違いを超えて同じ畳の上で合気道を共に稽古を行うという素晴らしい偶然なのです。
 私は昨年「日本東洋医学会学術総会」において合気道について講演させていただく機会を得ました。武道と東洋医学といった全く異なる世界での講演は私自身にとりまして大変勉強になる素晴らしい機会であったと思います。しかし、異なるものに見えて意外なる共通点を感じることが出来ました。何千年の歴史を持つ東洋医学の主体となる診断法に望診、聞診、問診、切診からなる四診という診断法があります。字からわかるように電子カルテを眺めるのではなく、患者さんを実際に見て、聞いて、問いて、触れるのです。合気道も同じように、相手の息づかいを感じ、思いやり、間合いを考え、技をかけたり、受け身をとったり互いに稽古をします。機械に代わることが出来ない事です。
 データで処理してゆくだけではなく、これから行われます高崎市での全日本合気道演武大会、東京代々木の青少年オリンピックセンターでの国際合気道大会などすべての大会・行事に共に参加できる偶然と出会いに心を一つにしていただけたらと願っております。
 和合の心で今年も素晴らしい年になりますよう共に励んでまいりましょう。
以前の記事はこちら

 
公益財団法人合気会 茨城支部道場
TEL 0299-45-6071
〒319-0203 茨城県笠間市吉岡27-1
お問い合わせはこちら