昭和40年(1965年) JASRAC NO.000-0704-8 MIDI制作:滝野細道
作詩:タカオ・カンベ 作曲者:不詳 採譜者:山田栄一    歌唱:高倉 健
網走番外地

(一)
春に 春に追われし 花も散る
(きす)ひけ酒ひけ 酒暮(きすぐ)れて
どうせ俺
(おい)らの 行く先は
その名も 網走
番外地

(二)
キラリ キラリ光った 流れ星
燃えるこの身は 北の果て
姓は誰々 名は誰々
その名も 網走番外地
(三)
遥か 遥か彼方
にゃ オホーツク
(あか)い 真っ紅(か)な ハマナスが
海を見てます 泣いてます
その名も 網走番外地

(四)
追われ 追われこの身を 故里

かばってくれた 可愛
いい娘(こ)
かけてやりたや 優
(やさ)言葉
今の俺
らじゃ ままならぬ
懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌      「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  *2014/NOV/22 *
敗戦から団塊世代の超アイドル、健さんこと高倉健さんが2014年11月10日に逝去しました。合掌。「義理
と人情」の極道、任侠物から「幸福の黄色いハンカチ」を契機に、「鉄道員」など男の哀愁を漂わせた路線
に変わって、若い世代にも熱狂的なファンが増え、国民的な(文化勲章受章)銀幕アイドルとなりました。
この「網走番外地」の歌詞の原作者は、実際に一時網走刑務所に収監された「伊藤一」という人物で、そ
の経験を小説とした「網走番外地」の中に、受刑者の歌として出てくるものに基づいています。その原作か
らタカオ・カンベが大幅に改作したものが、JASRACに作詞者タカオ・カンベとして信託登録されています。
作曲者は不詳とされていましたが、山田栄一が実際に歌われていたメロディーから採譜し、タカオ・カンベ
の歌詞に合わせて作曲したものですので、JASRAC一部信託登録されています。なおこの歌は、「酒」を
「きす」と読ませ、「きすひけ」、「きすぐれ」が反社会用語であるとして、一時期放送禁止曲となってしまいま
した。 『居酒屋兆治』の主題歌「
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