昭和41年(1966年) JASRAC NO.000-0704-8 MIDI制作:滝野細道
作詞:水城一狼:矢野亮 作曲:水城一狼 歌唱:高倉 健
(一)
義理と人情を 秤(はかり)にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼なじみの 観音様にゃ
俺の心は お見遠し
背中(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹
(二)
親の意見を 承知ですねて
曲りくねった 六区の風よ
つもり重ねた 不幸のかずを
何と詫びよか おふくろに
背中で泣いてる 唐獅子牡丹
唐獅子牡丹
東映映画『昭和残侠伝』主題歌
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(三)
おぼろ月でも 隅田(すみだ)の水に
昔ながらの 濁(にご)らぬ光り
やがて夜明けの 来るそれまでは
意地でささえる 夢ひとつ
背中で呼んでる 唐獅子牡丹
この任侠路線が、全共闘の学生に熱狂的に受け入れられたのは、今から思えば誠に不思議なことです。しかし、「全共闘 vs 国家・警察」のかたちと、「義理人情を重んじるヤクザ
vs 義理も人情も無視する極悪ヤクザ」のかたちをシンクロさせた結果でしょう。健さんは太陽のような人でした。