昭和41年(1966年) JASRAC NO.000-0704-8 MIDI制作:滝野細道
作詞:水城一狼:矢野亮  作曲:水城一狼       歌唱:高倉 健
(一)
義理と人情を 秤
(はかり)にかけりゃ
義理が重たい 男の世界
幼なじみの 観音様にゃ
俺の心は お見遠し
背中
(せな)で吠えてる 唐獅子牡丹

(二)
親の意見を 承知ですねて
曲りくねった 六区の風よ
つもり重ねた 不幸のかずを
何と詫びよか おふくろに
背中で泣いてる 唐獅子牡丹


懐メロ   八洲秀章&抒情歌   童謡・唱歌      「細道のMIDI倶楽部」TOPへ  *2014/NOV/24 *
 『居酒屋兆治』の主題歌「時代おくれの酒場」はこちら網走番外地」はこちら
 観音様=浅草寺、六区=浅草六区(ロック座)、隅田=隅田川など、浅草中心の物語です。

  唐獅子牡丹
        東映映画『昭和残侠伝』主題歌
k
(三)
おぼろ月でも 隅田
(すみだ)の水に
昔ながらの 濁
(にご)らぬ光り
やがて夜明けの 来るそれまでは
意地でささえる 夢ひとつ
背中で呼んでる 唐獅子牡丹


この任侠路線が、全共闘の学生に熱狂的に受け入れられたのは、今から思えば誠に不思議なことです。しかし、「全共闘 vs 国家・警察」のかたちと、「義理人情を重んじるヤクザ vs 義理も人情も無視する極悪ヤクザ」のかたちをシンクロさせた結果でしょう。健さんは太陽のような人でした。