昭和48年(1973年)  JASRAC No. 059-4475-9
なみだの操     もう一度聴く repeat
(三)
あなたにだけは 分かるはずなの女の操
(よご)れを知らぬ 乙女に なれたら
誰にも心変わりは あるけれど
あなたを疑いたくない
泣かずに待ちますいつまでも 女だから
作詞:千家和也(C)   作曲:彩木雅夫(C) 
歌唱:殿さまキングス  MIDI制作:滝野細道
(一)
あなたのために 守り通した女の操(みさお)
今さら他人(ひと)に ささげられないわ
あなたの決してお邪魔は しないから
おそばに置いてほしいのよ
お別れするより死にたいわ 女だから

童謡・唱歌  懐メロ  八洲秀章&抒情歌  *2012/MAY/07 
(二)
あなたの匂い 肌に沁(し)みつく女の操
すてられたあと 暮らして 行(ゆ)けない
(わたし)に悪いところが あるのなら
教えてきっと直すから
恨みはしませんこの恋を 女だから

この「なみだの操」がリリースされた前年の昭和47年、殿さまキングスと同様のコミックバンドであった<宮史郎とピンカラトリオ>が「女のみち」をリリースし、クラウンレコードの公称400万枚のシングル売上の大ヒットでした。殿さまキングスも、その路線にあやかってこの歌をリリースしたものと思われます。ボーカルがアブラ顔でダミ声、しかもお笑い芸人の<宮地おさむ>で、邪慳にされても捨てられてもついて行くという、現実には有り得ないような女心を歌ったので、その落差が受けて300万枚の大ヒットとなったのでしょう。「女のみち」は純情な女性が自ら分かれて行くというもので、「なみだの操」は叩かれても蹴られても<捨てないで>という女性を描いている違いはありますが。