昭和39年(1964年) | JASRAC No.013-0619-7 |
温泉芸者 | |
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作詞:越 純平(C) 作曲:越 純平(C) |
歌唱:五月みどり MIDI制作:滝野細道 |
(一) あまりあんたが いい人だから 酔ったふりして甘えたの チョイト こんな田舎の 温泉芸者 おぼえていてねは 無理かしら サァーサ さらりと涙を流せ 熱い情けの お湯の中 ハ ジャブジャブ ジャブジャブ |
(三) あすは何時に お帰りですの せめて駅まで 送らして チョイト こんな田舎の 温泉芸者 ついて行くのは 無理かしら サァーサ さらりと涙を流せ 熱い情けの お湯の中 ハ ジャブジャブ ジャブジャブ |
(二) 三味(しゃみ)も踊りも上手じゃないが 負けはしません 心意気 チョイト こんな田舎の 温泉芸者 お手紙出しては 駄目かしら サァーサ さらりと涙を流せ 熱い情けの お湯の中 ハ ジャブジャブ ジャブジャブ |
「お座敷小唄」 「トンコ節」 「ゲイシャワルツ」 「まつのき小唄」 |
2014/APR/04 この「温泉芸者」は、「お座敷小唄」と同じく東京オリンピックの年、昭和39年にリリースされま した。戦後の芸者を唄ってヒットしたものは、昭和23年の「トンコ節」、同27年のの「ゲイシ ャ・ワルツ」、同35年の「おひまなら来てね」、昭和40年の「まつの木小唄」などがあります。 戦前は「うぐいす芸者歌手」という芸者もしくは芸者出身歌手がヒット流行歌の多くを占めていま した。市丸、藤本二三吉、小唄勝太郎、赤坂小梅、美ち奴、新橋喜代三、豆千代、〆香、といった 人々です。彼女らは、芸者・花柳界の唄ではなく普通の夫婦物、恋愛ものを唄いました。戦後にな ると、芸者歌手は衰退し、新たに歌手デビューしたのは榎本美佐江や神楽坂はん子くらいなもので、 芸者でない久保幸江の芸者歌「トンコ節」や芸者名で芸者でない神楽坂浮子の「十九の春」などが ヒットするに留まりました。そして、芸者とは全く関係ない、マヒナスターズの「お座敷小唄」、 五月みどりの「温泉芸者」、二宮ゆき子の「まつの木小唄」など芸者の歌が歌われるようになりま した。 |