作詞:松村又一 作曲:遠藤 実 歌唱:藤島桓夫【*1】 制作:滝野細道 |
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(一) こんな淋しい 田舎の村で 若い心を 燃やしてきたに 可愛いあの娘(こ)は 俺らを見捨てて 都へ行っちゃった リンゴ畑の お月さん今晩は 噂をきいたら 教えておくれよなあ |
(三) 祭りばやしを 二人できいて 語りあかした あの夜が恋し あの娘思えば 俺(おら)も何だか 泣きたくなっちゃった リンゴ畑の お月さん今晩は 噂をきいたら 教えておくれよなあ |
(二) 憎い女と 恨んでみたが 忘れられない 心のよわさ いとしあの娘は どこにいるやら 逢いたくなっちゃった リンゴ畑の お月さん今晩は 噂をきいたら 教えておくれよなあ |
*09/OCT/16 |
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【*1】 歌唱の藤島桓夫(ふじしま・たけお)は最近『藤島恒夫』と表記され『ふじしまつねお』と言われ、 NET検索でも<藤島恒夫>と入力すると<藤島桓夫>が出てきます。細道は耳で聞いて覚え ましたので間違えませんが、<全音>の楽譜すら間違って表記されているのを見ますと、今昔 の感を禁じ得ません。八洲秀章も随所で<八州秀章>と誤記されています。IT時代の弊害の 一つでしょうが、細道としても、もって肝に銘じねば、と思っています。 この「お月さん今晩は」の松村又一(まつむら・またいち、1898年3月15日〜1992年9月30日、 奈良県明日香村出身)は<農民詩人>と呼ばれ、流行歌、演歌の作詞にも足跡を残しました。 最初のヒットは1938年(昭和13年)の「想い出のブルース」、1939年の「国境の春」でした。戦後 は「麗人草の歌」や藤島桓夫の「アンコなぜ泣く」などがあります。 |