この「東京の花売娘」は終戦で解放感に溢れた昭和21年に発表され、「リンゴの唄」同様戦後日本の荒廃の中を明るくリードした曲の一つです。作詞の<佐々詩生>は「東京ラプソディー」、「ニコライの鐘」などを作詞した門田ゆたか(1907年1月6日〜1975年5月25日、本名:門田穣(ユタカ))の変名です。このペンネームは時代背景との関連が色々想像される興味深いものです。 上原げんとは、戦前花売娘シリーズとして「南京の花売娘」「広東の花売娘」「上海の花売り娘」を作曲、いずれも岡晴夫の歌唱でリリースしています。 |