*2014/JUL/16
この歌の「月見草」は♪黄なる花♪という歌詞から、オオマツヨイグサ
のことでしょう。竹久夢二の「宵待草」はこのマツヨイグサ「待つ宵草」を
転訛して、宵待ち草としたと思われます。また太宰治が 「富嶽百景」
の中でオオマツヨイグサを 「富士には月見草が良く似合う」 とした
ため、♪黄なる花♪オオマツヨイグサが月見草と言われるようになり、
以後、俳句・和歌・小説の中でも「月見草=黄なる花=マツヨイグサ」と
なりました。実際には日本名ツキミソウ、学名
Oenothera tetraptera の
「原種の月見草」と言われる白い月見草がありましたが、ほとんど絶
滅したといわれていました。実際Wikipediaも、月見草という項目を設け
説明しながらも、写真はピンクのヒルザキツキミソウを掲載しているく
らいです。ところが細道宅の庭には、毎年、下掲のような可憐な白い
月見草が咲き誇ります。色々調べて見ましたが、いわゆる「原種の月
見草」であると思われます。
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